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日本の銀行の業績急回復は本物か![]() 日本の大手銀行、業績の急回復は本物か?
日本の大手銀行の業績が急回復している。だが、これで大手銀行の収益力が回復・拡大軌道に乗ったとみるのは早計だろう。 不良債権縮小が急回復の最大の要因
最大の要因は不良債権処理損失の縮小だ。みずほの場合、前年は1194億円を計上したが、それが、今回は58億円に急減。UFJも7400億円から107億円へと劇的に改善した。その一方、企業収益の好転を背景に、融資先の財務内容が改善し、過去に積み増した貸倒引当金からの「戻入れ益」が発生した。みずほ、東京三菱、UFJの3グループでは、不良債権処理損失から戻入れ益を差し引いた不良債権処理収支が逆にプラスとなり、大きく利益を押し上げた。 不良債権が激増する可能性もゼロではない激減した不良債権処理損失に関しても、油断はできない。現在、日本の大手銀行の財務内容に関しては、金融監督当局である金融庁がほぼ毎年定期的に検査に入り、銀行の信頼性を担保する仕組みになっている。金融庁の検査で融資先の信用リスク判断が甘い、と指摘されれば、銀行は貸倒引当金の積み増しなど新たな不良債権処理を迫られる。
しかし、検査が本格化するのは実は9月から。今後の検査の動向と結果次第では、06年3月期にかけて不良債権処理損失が逆に激増する可能性もゼロではない。実際、三井住友銀行の05年3月期決算では、銀行側が当初4500億円と見込んでいた不良債権処理損失が、金融庁検査でほぼ倍増。結局、最終赤字に転落している。 ads by Overture
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