2024年 4月 19日 (金)

堀江メール 偽造説優勢

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   ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部勤自民党幹事長の次男への資金提供を電子メールで指示した、とされる疑惑で、メールの存在を巡って自民党民主党の攻防が激しくなっている。ネットの世界では、ヘッダーなどに不自然な点が見られることや、メールが堀江被告の文体と違うことを指摘、「偽造だ」との見方が圧倒的だ。

ネット上では、「堀江メールは偽物」説が圧倒的だ
ネット上では、「堀江メールは偽物」説が圧倒的だ

   ブログや「2ちゃんねる」などで不自然さを指摘されている点はいくつかある。まず、ヘッダー部分だ。
   ライブドアの前身のオン・ザ・エッヂで、取締役最高技術責任者をしていた小飼弾氏自分のブログでこう述べている。「電子メールの真贋鑑定で重要になるのは、本文よりもヘッダーである」と前置きして、「Received:など郵便物で言えば消印にあたる、これらの情報がないのはなぜだろう?逆に、(ヘッダーの一部である)X-Sender:とX-Mailer:が印刷されているというのが、二重に不信を強化している」としている。
   さらに署名について、「彼(堀江被告)は会社の連絡先やURIを載せた定型の署名をメールの末尾に載せていたはずである」として、そうした署名がないことの不自然さを強調する。そして「文面も堀江さんらしくない」と明かす。
   メールの文中で、堀江という署名の「堀」が半分塗りつぶされている点にも疑惑の目が向けられている。塗りつぶされた部分のうち「出」をフォントの形状などをもとに、詳細に分析すると、「堀」ではなく「掘」だったのではないか、という疑惑が浮上している。そうだとすると、堀江被告は自分の名前を間違ったことになる。
   このほか、(1)「表示されている時刻には、堀江氏は広島で遊説中で、メールを出す時間はなかった」(2)「シークレット」の「ー」が「―」(ダッシュ)になっている。これも1日5,000通もメールを処理する人の表記とは考えにくい (3)堀江氏のメールは、最初に「堀江です」と名乗って、署名は自動で入れるのが通例で、最後に「堀江」と書くことはない。(4)数字や英字が全角になっているのも奇妙だ。堀江氏の普段のメールは、すべて半角(5)宮内氏を呼び捨てにすることはない、などだ。
   堀江被告の過去のメールと 照らしてみると不自然なところが多いのは間違いないようだ。

よく見ると、「堀江」じゃなくて「掘江」
よく見ると、「堀江」じゃなくて「掘江」

   こうした分析をもとに、CBSテレビの有名キャスター、ダン・ラザー氏の「大チョンボ」を引き合いに出して、誇らしげに「勝利」を宣言するブロガーもいる。
   04年9月9日、CBSテレビの報道番組「60ミニッツ2」はブッシュ大統領の兵役逃れ疑惑を放送した。その際、疑惑を立証する新資料と称するメモが提示された。しかし、ブロガーたちは即座にこの検証に取りかかり、フォントの問題を追求して、偽物であることを証明した。今回のメール騒動はこれとそっくりだ、というのである。

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