「ドモホルンリンクル」 オークション詐欺に困った廃棄処分に回した化粧品「ドモホルンリンクル」を、産廃処理会社員が無断で抜き取り、インターネットのオークションサイトで販売していた事件が2006年5月29日、明るみに出た。直接肌に付けるものだけに、万が一、中身が腐敗していれば大変、と製造元では商品の回収と返金を試みようとしたが、それは不可能だった。 ![]() ネットオークションに出品されている「ドモホルンリンクル」。製造メーカーは対策に頭を悩ませる
「ドモホルンリンクル」はテレビCMでもおなじみの化粧品だ。製造元の「再春館製薬所」(熊本市)によると、事件の顛末はこうだ。 不正出品物の検索巡回サービスも始まった再春館製薬所は、JINビジネスニュースの取材に 「品質管理を徹底し、自信を持って提供しているだけに、不正販売は全く心外だ。オークションは利用しないで欲しい」
と、怒りを露わにした。
しかし問題はまだあった。不正販売商品の回収と返金を試みようとしたが、
「オークション側から、販売のデータは全て消去されていると伝えられた。また、独自の調査も限界があり、不正商品だと会社に持ち込まれても、それが本当かどうか判別ができない」(同社広報)と後処理にお手上げ状態なのだ。 「多くの企業が困っていますし、これからも不正は増加するでしょう。しかし、発見後の対応が問題なんです」 明らかに犯罪でないかぎり、販売差し止めは難しい
例え不正品を見つけたとしても、それが明らかに犯罪でないかぎり、販売を差し止めることは難しいのだという。 「個人の愉快犯や確信犯というのは減少し、今では詐欺のプロによる犯罪が目立っている」 と話す。それだけ排除するのは難しいわけで、経済産業省は対策として、出品を繰り返す利用者を業者ととらえ、名称や所在地を明記させるなどの方針を出している。ヤフーもこれに準じようとしている。 ads by Overture
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