トヨタVSホンダ 環境技術で大戦争

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   日本を代表する自動車メーカーのトヨタ自動車ホンダは、環境技術でも世界のトップを走っている。その2強がガソリンエンジンはもちろんのこと、ハイブリッド(HV)、ディーゼルエンジン、エタノール、燃料電池とすべての分野で角突き合わす、熾烈な戦いが展開している。

    かつては、技術では「全方位のトヨタ」に対し「一点突破のホンダ」といわれた。1970年代に規模に劣るホンダが米マスキー法の排ガス基準を独自技術をもって世界に先駆けクリアした強烈なインパクトから生まれた評価だった。
   ただ、今脚光を浴びているHVについてはトヨタが先行している。

ハイブリッドでの「敗北」、ホンダが認める

ハイブリッドでは、トヨタが先行している
ハイブリッドでは、トヨタが先行している
「ホンダのHVはいまはトップランナーではない。世の中に先んじて投入する点ではトヨタさんと一緒だったが、普及し多くの人に認めてもらう点で、これまでのところウチが負けたかな」

   とホンダ幹部は明かす。
   97年のトヨタ「プリウス」発売に2年遅れてホンダは「インサイト」を発売した。トヨタは03年に「プリウス」を全面改良し燃費だけでなく加速力を与えた。「エスティマ」「ハリアー/クルーガー」「レクサスGS」などにも次々HVを設定し、「アコードHV」「シビックHV」にとどまったホンダを引き離した。

   05年のHV世界販売はトヨタが前年比74%増の23万4,950台、ホンダが58%増の4万7,821台と5倍の差がついた。
    販売台数に大差がついたこともあってか、05年夏頃までホンダ経営陣は一様に「HVは万能ではない」「ガソリンエンジンの効率を高めることが重要」とあたかもHVを重視しないかの方針のような口ぶりだった。トヨタのHV旋風に巻き込まれまいとする様子が見て取れた。
   それが一変したのが05年9月の「シビック/シビックHV」発表会。
   福井威夫社長は「今回はベース車とHVの価格差で30万円を切ることができた。20万円を切らないと一般には普及しない」とHVの価格目標を明確に示した。
    さらに06年5月の会見では新型のHV専用車を09年に発売すると公表した。
   世界で20万台の販売を見込む。トヨタと違い1モーターの廉価なシステムの強みを活かし、小型車中心にHVを展開しようという路線がはっきりした。

 ディーゼルブームは起きるのか

   その裏には中型車以上は燃費に優れる新開発のクリーンディーゼルに担わせる作戦でトヨタと差別化できるという読みがある。HVだけでなくディーゼルでもブームを起こそうと狙っている。
   一方2モーターの本格的なシステムを基本とするトヨタは「プリウス」の前輪駆動(FF)用、「ハリアー」などのFFベース4WDの高出力用、そして「レクサスGS」の後輪駆動(FR)用と小型から大型車まで幅広くHVを適用する。
   渡辺捷昭社長は06年6月、「2010年代の早い段階にHV車種を倍増する」と記者会見で明らかにした。トヨタは同時期にHVの世界販売100万台を目標に設定している。「カローラ」「レクサスLS」など看板車種に搭載するのは間違いないと見られる。家庭用電源で充電ができるHV「プラグインハイブリッド」の開発も進める。
   ディーゼルが大人気の欧州は別として、トヨタは日米へのディーゼル投入に慎重姿勢を崩していない。「市場ニーズがあるかどうか」(瀧本正民副社長)が問題というスタンスだ。日米はガソリン車中心の市場で、一般ユーザーはディーゼルにいいイメージを持っていない。加えて、HV100万台へ集中したいという意識もある。
   とはいえ後処理装置を含めディーゼル技術の蓄積はトップクラス。市場の変化によってはトヨタもディーゼルで積極的な動きを見せるかもしれない。
   トヨタとホンダ、環境技術のライバルの戦いは目が離せない。

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