2024年 4月 20日 (土)

月刊アスキー、臨時休刊でついに「脱PC」へ
PC雑誌の厳しい先行き

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   1977年創刊のPC総合誌「月刊アスキー」が10月発売の12月号から「パソコン総合雑誌」の看板を下ろすことになった。06年7月18日発売の8月号に「卒業宣言」を掲載し、臨時休刊を明らかにした。9月~11月号を休み、10月発売の12月号でリニューアルする。月刊アスキーに限らず、PC雑誌を取り巻く状況は厳しい。

「PC専門誌としての役割を終えた」

PC各誌は、どのように生き残りを図るのか
PC各誌は、どのように生き残りを図るのか

   「卒業宣言」では、「パソコンはいまや、誰もが普通に使いこなす時代になり、『PCを世の中に広める』という創刊以来の私たちの使命は、少なからず果たされたのではないか、と考えました」と、PC専門誌としての役割を終えたことがリニューアルの理由であることを明らかにしている。
   JINビジネスニュースの取材に対してアスキー広報部は「リニューアルの経緯について、現時点で申し上げられることは『卒業宣言』の内容が全てだ」と話している。卒業後の「進路」については、新聞各紙は「IT(情報技術)ビジネス雑誌」だと報じているが、当のアスキーは「PCに特化したものではなく、別の方向の雑誌を目指している。詳細については調整中」と、口が堅い。

   一方で、PC雑誌によくお世話になっていそうな、ネット住民の声はどうなのだろうか。

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