孫氏のヘッドハント人事 「au攻略」のため?

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   ボーダフォン(2006年10月1日からソフトバンクモバイルに社名変更)の携帯電話事業テコ入れのため、孫正義ソフトバンク社長自ら動いたヘッドハント人事が注目を集めている。その人物がauからの契約者争奪の旗振り役になる、という見方が出ているからだ。

   ヘッドハントされたのは、米半導体大手、クアルコム副社長の松本徹三氏。ボーダフォン副社長兼技術統括兼CSO(最高戦略責任者)に就任した。

ライバルのKDDIは「裏切られた思いだ」

孫社長の「ヘッドハント人事」に波紋広がる
孫社長の「ヘッドハント人事」に波紋広がる

   「孫氏をはじめソフトバンク内部に無線(携帯電話)が分かるプロがいないのが弱点」(総務省幹部)といわれるボーダフォンにとって、携帯電話向け半導体大手、クアルコム日本法人社長などのキャリアを持ち、携帯電話事業に熟知した松本氏の参画の意味は大きい。携帯事業への新規参入を計画していた孫氏は、数年前から自らヘッドハンティングを掛けていたというが、その思いがようやく実現した形だ。

   「松本氏は事実上、ソフトバンクの携帯戦略全般の指揮を執る」(関係筋)と見られ、実際、松本氏も雑誌や新聞のインタビューなどで、古巣のクアルコムとの連携も活用して、ソフトバンク携帯端末やサービスのメディア機能の強化などに強い意欲を見せている。
   これに対し、ライバルのKDDIからは「松本氏には裏切られた思いだ」との憤懣やるかたない声があがり、NTTドコモ幹部も「正直、ビックリした」と驚きを隠さない。

   波紋が広がっている背景には、松本氏がクアルコム日本法人社長として、auの第3世代(3G)携帯電話サービスの立ち上げに関わるなどKDDIとは親密な関係にあったことがある。KDDIはクアルコムが開発した携帯電話向けデジタル多チャンネル番組配信サービス「メディアフロー」の日本市場への導入を目指して合弁会社まで設立しているから、松本氏のライバル転出への不満はなおさら大きい。

ドコモより、auから争奪する方が実があがる

   また、クアルコムは携帯電話の心臓部のICチップの供給を通じ、ドコモも含めた日本の携帯各社の端末やサービス戦略に深く食い込んでいるだけに、松本氏がクアルコム時代に培った情報力をソフトバンクの携帯シェア拡大戦略に投じるとすれば、他社には大きな脅威になり得る。

   もともとソフトバンクのボーダフォンのテコ入れ戦略に関しては「中高年など固定ユーザー層が多いドコモに対抗するより、若者中心の浮動層ユーザーが多いauからの契約者争奪を狙う方が実があがる」(外資系アナリスト)との見方があった。ヤフーを最大限活用したサービスの展開や、携帯音楽プレーヤー「iPod」が人気の米アップル・コンピューターとの連携など、実際のソフトバンクの戦略も若者をメーンターゲットにしている。松本氏の経営参画は、こうした"au攻略"路線の印象をさらに強めるものだ。

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