スカイラインにかける日産 「リカちゃん人形」で巻き返し

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   日産自動車は、主力車「スカイライン」を5年ぶりに全面改良して発売した。2006年度の国内での新車は、三菱自動車からOEM(相手先ブランドによる受託生産)供給を受けた軽自動車「オッティ」に続き2車種目だが、自社製では05年12月に全面改良した「ブルーバード シルフィ」以来、11カ月ぶり。06年度上半期は新車がなく、販売不振が続いた日産だが、下半期のばん回に向けた起爆剤にしたい考えだ。

   新型スカイラインは12代目。先代に比べデザイン、性能の両面で、よりスポーツカーの要素を色濃く取り込んだのが大きな特徴だ。志賀俊之・最高執行責任者(COO)は、11月20日の発表会見で「軽自動車を除く乗用車市場が低迷しているが、スカイラインを通じて、車に乗るときめきや感動を伝え、需要を喚起したい」と意気込みを示した。

旧型より燃費性能10%高め、室内を広くした

新型スカイラインの販促は「リカちゃん」が担当する
新型スカイラインの販促は「リカちゃん」が担当する

   エンジンは日産が全面刷新した高出力のV型6気筒「VQエンジン」。車の速度や加速度などに応じて、前後輪が最適な曲がり方をする初の技術「四輪アクティブステア」を搭載し、走行性能を大幅に高めた。排気量は2,500ccと3,500ccの2種類で、旧型よりも燃費性能を10%高め、室内を広くした。価格は279万3,000~380万1,000円で、40歳後半の男性や独身カップルが主なターゲット。販売目標は月1,000台だが、年度内は計1万台超を狙う。

   スカイラインは07年4月が誕生50年に当たり、「若者の多くがクルマに憧れを抱くきっかけになった」(志賀COO)、日産の看板車種。販売台数で歴代最多を記録したのは4代目(72年発売)の通称「ケンメリ」。「ケンとメリーのスカイライン」のCMが好評で、73年には15万8,000台も売れる大ヒットを記録した。

   ただライバル車種の増加やモデルチェンジの不発などが原因で、80年代以降は販売台数が減少。カルロス・ゴーン社長体制に変わった後の01年に登場した先代(11代)になって、北米市場への輸出が始まったこともあり、ようやく販売台数は増加へと転じていた。

新型スカイラインの売れ行きが、日産の経営の今後を占う

   その後を継ぐ新型スカイラインが国内外でどれだけ売れるかは、日産の経営の今後を占う意味でも注目される。10月に発表した06年9月中間決算は、カルロス・ゴーン社長体制に入って初の営業減益になったが、ゴーン社長は、スカイラインをはじめとする今年度下半期の反転攻勢で、07年3月期の年間決算では「必ず最高益を生み出す」と宣言した。この約束が本当に達成できるかどうかは、スカイラインがどの程度売れるかで相当程度、占うことができそうだ。

   背水の陣を敷く日産は今後1年間、異業種の企業と連携するなど、国内でスカイライン販売促進の様々なイベントを展開する。 すでに玩具メーカーのタカラトミーと、ホームページ上で「リカちゃん」人形を使った異色の共同PR活動を始めた。リカちゃんが日産へ特別研修に出向き、スカイライン発表などのイベントに参加するという設定で、日産に関する情報発信を行っていくなど、なりふりかまわず反転攻勢をかける。

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