2024年 4月 25日 (木)

ソフトバンク料金新プラン ライトユーザーや中小企業狙う

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   ソフトバンクモバイルが携帯電話の料金プランを追加し、2007年1月16日から販売を始めた。「ホワイトプラン」と名付けた新プランは月額基本料が980円で、業界で初めて1,000円を切っており、使用条件にあれこれ制限をつけて物議をかもした「ゴールドプラン」と異なるシンプルさが売り物だ。06年10月の携帯電話の番号継続制導入以降、KDDI(au)の独り勝ちが続く中で、ソフトバンクは携帯をあまり使わないライトユーザーを取り込むことで巻き返しをはかり、入学・就職で携帯電話が最も売れる春商戦に臨む。

「今度はだいぶわかりやすくなった」

新プランでの巻き返しなるか?
新プランでの巻き返しなるか?

   新年早々の5日、記者会見した孫正義社長は「最初にこれを出せと言われるかもしれない」と言うほどホワイトプランに自信を示した。ソフトバンクの加入者同士の通話は、午前1時から午後9時までは無料で、他社の携帯へは一律30秒21円だ。プランの利用では、携帯端末の購入で割賦販売を義務づけることもしない。

   月額基本料を1,000円以下にしたのは、「他社と似たり寄ったりの料金だったり、2~3割安いだけでは意味がない」(孫社長)から。10月に発表したゴールドプランを「通話料無料」と広告宣伝し、公正取引委員会に「警告」された反省を踏まえて、ホワイトプランの料金体系は極力シンプルにした。「今度はだいぶわかりやすくなった。どこにもひっかけと批判されないように配慮した」。公取委にも事前に説明済みだ。
   この新プランの販売で期待しているのは、「電話するのは家族だけというおばあちゃんや小中学生」で、ほとんど電話しないので、安い基本料だけですむ。「たくさん通話する若い人や学生でも頻繁にかけるのはせいぜい2、3人。その仲間でいっしょにソフトバンクに入れば、午後9時まで無料」と孫社長はPRする。「中小企業の社員が5人、10人とまとめて入ってくれれば、トランシーバーのように使える」とも言う。

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