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メイクしながらオスカル気分 『ベルバラ』マスカラ大人気

   池田理代子さんのマンガ「ベルサイユのばら」の登場人物をイメージしたマスカラが大人気だ。発売元のクレアボーテによると、年間10万本売れればヒットとされるマスカラだが、2007年4月下旬の発売からの1ヶ月間でなんと15万本売れ、一時期は品切れ状態になった。なぜこんなに売れているのか。

「真実の愛を貫くため」がキャッチフレーズ

「ベルばら」マスカラが大人気
「ベルばら」マスカラが大人気

   人気のマスカラは「オスカルマスカラ」と「マリー・アントワネットマスカラ」。パッケージには「ベルサイユのばら」の文字とそれぞれの登場人物の顔が描かれている。価格はそれぞれ税込みで1,575円。全国のバラエティショップ、ドラッグストア、GMS、一部百貨店で07年4月下旬に販売した。宣伝を殆どしないにもかかわらず、当初から売れまくったというのだ。

   これまでも同社はパッケージに商品のイメージに合ったイラストを付けていたが、「今度はインパクトのある人物でやりたい」(同社広報)ということで、池田さんと交渉。許可を得たのだという。

   「オスカルマスカラ」のキャッチフレーズは「真実の愛を貫くため。憂いの艶やかロング」。メイクをしながらオスカル気分を味わう。「マリー・アントワネットマスカラ」のキャッチフレーズは「全ては煌く愛のため。魅惑の華やかボリューム」で、メイクをしながらプリンスセス気分に浸れるなど、「ベルばら」ファンにとってはたまらない商品のようなのだ。

30代、40代が真っ先に飛びつく

   購買客の中心は20代だが、「ベルばら」ブームを体験した30代、40代が真っ先に飛びついたという。ヤフーの化粧品評価サイト「ヤフービューティー」で検索すると、

「オスカル様が大好きなので購入☆」
「ベルばら好きなので買いました。ぶっちゃけ効果は二の次です(爆)」
「我が家にも王妃様にお越しいただきました」

など、やはり「ベルばら」ファンのカキコミが多い。同社広報は人気の要因をキャラクター人気に加えて、品質と、マスカラでは珍しい「薔薇の香り」が付いていることが口コミで広がった原因ではないか、としている。