「第4のビール戦争」 熾烈! この夏は「キレ」か「コク」か

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   夏本番が迫り、「第4のビール」戦争が熾烈になってきた。2007年5月23日発売のキリンビール「良質素材」を皮切りに、6月19日にサントリー「金麦」が発売、「ドラフトワン」で第3のビールを開拓したサッポロビールも6月27日に満を持して「W‐DRY」を投入、といった具合に新製品ラッシュだ。新ジャンル市場での新たな戦いがいよいよ本番を迎える。

激戦区の新ジャンルが市場を牽引

コク系かキレ系か、あなたはどっち?
コク系かキレ系か、あなたはどっち?

   いわゆる「第3のビール」といわれる新市場は、05年以降急成長している。07年にはスッキリ系の第3のビールに対して、麦芽由来の飲みごたえを実現した「第4のビール」が登場し、こうした新ジャンルが全体の20%以上に拡大すると期待されている。

   ビール酒造組合などが6月12日に発表したビール類の5月の出荷量をみると、前年同月比5.2%増の4094万ケース(1ケース=大瓶20本換算)だった。ビールが前年同月比4.2%減少、発泡酒が同4.7%減少するなかで、「第3のビール」は06年5月の増税の影響で落ち込んだ反動もあるが、70.5%増の846万ケースと大幅に伸びて、全体を押し上げた。

   まず、キリンビールが市場に放った「良質素材」は、麦をあしらった赤いパッケージで、麦のうまさやクリーミーな泡を前面に押し出している。麦芽の香りを引き立てるアロマホップ100%を使用し、富士の伏流水でつくった大麦スピリッツをブレンドして勝負した。07年5月はこれが100万ケースを売り上げたうえ、「のどごし生」も好調で、同社の第3、第4のビールは2倍以上の伸びを記録した。
   キリンの「良質素材」について、市販のビール系飲料を週1日以上飲むインターネットユーザー400人を対象に、C-NEWS編集部が調査(5月30~31日)したところ、発売後1週間の認知率は53%で、そのうちの15%が「すでに飲んだ」と答えており、改めて第4のビールに対する注目度の高さがわかる。
   「第4のビール」は、「麦芽由来の飲みごたえ」が売りで、「味」にうるさい消費者を中心に、各社商品への期待が高まっているようだ。

サッポロは「W‐DRY」投入、「キレ」味で勝負

   キリン「良質素材」とサントリー「金麦」が「コク」を前面に押し出す一方、サッポロ「W-DRY」は「キレ」にこだわった味を打ち出している。ズバリ、第4のビールは「キレ」か、「コク」か――両者が激突する構図となりそうだ。
   2社が「コク」を打ち出すのに対し、サッポロ「W-DRY」は他社とは違うキレ味と飲みごたえを併せ持つユニークなポジションで勝負をかける。新ジャンルでは、これまで空白になっていたポジショニングで、新たな顧客を獲得する戦法だ。

   サッポロの「W‐DRY」は麦芽使用率25%の発泡酒に、スピリッツ(蒸留酒)を混ぜ、ネーミングのとおり、ドライ発泡酒とドライスピリッツの「W‐DRY」が特徴だ。味の「キレ」や「爽快感」、「辛口」を目指した味づくりで「第4のビール市場」に挑む。
   さらに今年の夏は暑くなるという予想もあり、夏に適した味として新ジャンルにおける「キレ」味が定着する可能性がある。

「ドラフトワン開発時から、第3のビール特有のスッキリ感のなかにも辛口、キレといった潮流がいつか生まれてくるだろうと感じていた。今回、若手からそのコンセプトをぶつけられたときに、『いまだ。やろう』と思った」。

   大ヒットしている「ドラフトワン」の開発責任者でもあり、今回の「W-DRY」の開発にも名を連ねる担当者は言う。
   「W-DRY」は、「ドラフトワン」と同様のヒットになり得るか。アサヒビールも第3のビール「極旨」をマイナーチェンジして対抗する構えで、大手4社の商品が出揃い、本格的なビール「夏の陣」がいよいよ始まる。

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