ミニバン市場の完全制覇 トヨタが乗り出す

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   トヨタ自動車がミニバン市場の完全制覇に乗り出した。国内新車市場のうち軽自動車を除いた登録車市場で、販売台数の4台のうち1台はミニバン。そのミニバン市場でトヨタは2006年に53%の販売シェアを確保した。だがミニバンの中のコンパクトキャブワゴン市場では、販売シェアが43%に止まった。トヨタはコンパクトキャブワゴンである「ヴォクシー」と「ノア」の2車種をフルモデルチェンジし、07年のコンパクトキャブワゴン市場で販売シェアを50%以上に引き上げる目標を掲げた。ミニバンの販売シェア50%超の安定確保が狙いだ。

「コンパクトキャブワゴン」は国内販売の大きな課題

「ヴォクシー」でミニバンのシェア拡大を目指す
「ヴォクシー」でミニバンのシェア拡大を目指す

   登録車の新車市場でトヨタは06年に暦年で過去最高の45.5%という販売シェアを記録している。同社にとって販売シェア45%台は平均値であり、45%より低いカテゴリーは劣勢と捉えている。このためコンパクトキャブワゴンの販売シェア拡大は国内販売における大きな課題の一つとなっている。

   ちょっとややこしいが、コンパクトキャブワゴンとは、3列シートを中心としたミニバンの中で、1.5ボックス形状の背高ミニバンのうち、排気量2.0クラスで5ナンバーボディーが中心の車両を示す。販売車両は国内専用車となるが、子育てファミリーがユーザー層の中心であることから安定した市場規模を持つ。このためトヨタ、日産、ホンダの3社は開発と販売に力を入れてきた。

   このカテゴリーに入るトヨタのヴォクシーはネッツ店、ノアはトヨタカローラ店が販売。ライバルには、日産「セレナ」やホンダ「ステップワゴン」があり、06年はコンパクトキャブワゴンの市場で、セレナとステップワゴンが販売シェア争いを演じた。とくにセレナは、07年に入っても登録車全体の販売ランキングで10位以内をキープし、コンパクトキャブワゴンで最も販売台数が多い人気車種となっている。

2006年は、セレナとステップワゴンに大敗

   フルモデルチェンジしたヴォクシーとノアの第1の目標は、それぞれがまずセレナの販売台数を抜くことにある。5年前後のモデルライフにおける平均月販計画はそれぞれ5,000台で、2車種あわせて1万台。今年は新型車効果で、それぞれ6,000~7,000台の月販台数を狙う。ライバルにあげたセレナの月販台数は06年の平均が約6,700台だった。

   初代のヴォクシーとノアが発売されたのは01年11月。それまでは1ボックスの商用車をベースとした「タウンエースノア/ライトエースノア」の名称で販売されていたが、01年にワゴンとして独立させた。今回のヴォクシーとノアは2代目となる。

   トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、ヴォクシーとノアを「ミニバンを代表する車として市場をリードしてきた車」だと言う。両車とも同じプラットフォーム(台車)とパワートレーン(エンジンなどの駆動部分)を用いた兄弟車であり、2車種を合わせればカテゴリートップの台数となる。だが06年の車名別ランキングでは、セレナとステップワゴンに大敗した。

   全カテゴリーで販売シェアトップを目指すトヨタにとって、ヴォクシーとノアの販売は大きな課題。次期社長の最有力候補である豊田章男副社長が国内販売担当に就いて発売した初めての新型車でもあり、販売の失敗は許されない。目標に据えた販売台数と販売シェアの達成に向けて、トヨタの威信をかけた販売攻勢が始まった。

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