ミクシィPC向けPV頭打ち 若年層取り込みに躍起?

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   国内最大手SNSのmixiを運営するミクシィが2007年の4月~6月の実績を発表、増収増益となったが、PC版のページビュー(PV)が頭打ちになり、「アクティブ率」が低下するなど、不安材料も少なくない。このため、ゲームを使えるようにしたり、これまでは「18歳以上限定」としていた規則を緩和するなどの施策を打ち出した。安定した広告収入を得るために躍起になっているためではないか、との見方も出てきた。

広告拡大がミクシィの「生命線」

mixiの収益の大半が広告収入によるものだ
mixiの収益の大半が広告収入によるものだ

   ミクシィは2007年7月31日、07年4月~6月期の単独決算(単体)を発表。売上高が06年同期比2.4倍の21億4,900万円、経常利益が2倍の9億1,300万円と、大幅な伸びを見せた。同社は求人サイト「Find Job!」も運営しているが、売り上げの大半が、SNSのmixiによるものだ。今回の業績の伸びはユーザーの属性に合わせて配信する「ターゲティング広告」の好調が寄与したとされている。

   とは言っても、すべてが「順風満帆」という訳でもない。PC版のPV(ページビュー)と、3日以内に1度でもアクセスしたユーザーの割合を示す「アクティブ率」が頭打ちなのだ。07年1月~3月と比較すると、PCのPVは69.1億から約64.8億、アクティブ率は約64%から約62%へと、それぞれ減少している。

   もっとも、モバイル版のPVは40.3億から52.7億に大幅な伸びを見せており、決算会見の席で笠原健治社長は「PCユーザーがモバイル版に移行したのではないか」という分析をするとともに、アクティブ率については、06年に登録したユーザーの数字が良くないとした上で、「06年はIPO(株式上場)を行うなど伸び盛りだった時期で、興味本位に登録したユーザーが多いのかも知れない」との見方を示した。

   同社の売上高のうち、広告によるものは16億7,122万円で、77.8%を占める。広告ビジネスを拡大していくことが同社の「生命線」ということになるが、ITジャーナリストの井上トシユキさんJ-CASTニュースに対して、現状の課題について、このように解説する。

「これまでは、『ネット発の犯罪やトラブル』といえば、2ちゃんねるを発端とした者がほとんどでしたが、『ミクシィ発』のものが増えるにつれて、『閉じられた空間だから安全』という『安全神話』が崩れてしまったんです」

現在18歳以上の利用者の年齢制限を緩和?

   その上で、井上さんが笠原社長にインタビューした際、「ミクシィをマーケティングのプラットフォームにしたい」と、ユーザー特性を生かして広告ビジネスを展開したい意向を示していたことを指摘。この目標達成が覚束なくなっているのではないか、と指摘する。一例として、同社が広告プログラムとして提供していた、NTTドコモの「公式コミュ」が06年6月に「炎上」し閉鎖に追い込まれたことを指摘し、こう続ける。

「『安全神話』の崩壊で、企業が(広告)キャンペーンを打ちにくくなっています。さらに、『ユーザー数は1,000万人以上』とされてますが、活発に利用されているのは、その半分以下ではないか、とも言われています。これが『ユーザーの反応が薄い』ということにもなりかねず、広告営業は苦しくなるのではないでしょうか」

   逆に広告を伸ばしていくためには

「常にフレッシュなユーザーを抱えていくことが必要です」

との見方だ。

   これに符合するように、決算会見で笠原社長は、モバイル向けにゲームやアバター(仮想空間上でのユーザーの分身)を導入したり、現在は18歳以上とされている利用者の年齢制限を緩和する可能性を示唆している。まさに、新たに若年層ユーザーを開拓するための施策と言えそうだ。当分は、試行錯誤が続きそうな状況だ。

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