日経が朝青龍モンゴル帰国容認 豊富な地下資源睨む?

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   横綱朝青龍が2007年8月22日夜、精神科の治療を受けるため東京都内の自宅を出た。8月1日に謹慎処分を受けており、久々の外出となった。7月末の「仮病」疑惑以来、朝青龍へは厳しい声が寄せられていたが、8月23日には日本経済新聞が社説で「朝青龍関の帰国容認を」と訴えるなど「風向き」が変わりつつある。

「放置するならば、モンゴルの日本に対する感情は悪化しかねない」

久々に姿を現した無精ひげ姿の朝青龍の外出を伝えるスポーツ新聞など
久々に姿を現した無精ひげ姿の朝青龍の外出を伝えるスポーツ新聞など

   日経社説は、朝青龍の治療のためには母国モンゴルへの帰国が必要、と主張する精神科の診察医の声や、「そんな柔な横綱ではない」などと見ている日本相撲協会の「親方衆」の「深刻に受け止めていない」声を紹介している。そして、「厳罰の急先ぽうだった」横綱審議委員会の海老沢勝二委員長が帰国を容認する発言をしたことを伝え、「人道上の配慮から当然の判断だろう」と賛同する。

   さらにモンゴルのエンフバヤル大統領が「若者の気持ちを理解してほしい」と朝青龍問題について発言したことも取り上げ、「成り行き次第では、日本とモンゴルの友好関係にヒビが入りかねない」と懸念を示した。また、モンゴル市民の間で「(朝青龍は)軟禁されている」と抗議行動が起きていることを指摘し、「医師の診断を無視し、朝青龍を放置するならば、モンゴルの日本に対する感情は悪化しかねない」と重ねて注意を呼びかけ「一刻も早い解決を望みたい」と結んでいる。

   朝青龍の帰国を容認する声は、ヤフーが募集中(8月21~27日)のネットアンケートでも23日昼現在過半数を占めている。「帰国するほうがいい?」という質問に、5万8,000票中、「条件つき帰国」(33%)と「無条件帰国」(18%)を合わせた帰国容認派は51%に達した。「日本での入院、または通院治療」は37%に止まっている。途中経過ではあるが、以前のヤフーアンケート結果と比べると、世論が「軟化」しているように見える。

   以前のアンケート結果はどうだったのか。骨折を理由に朝青龍が大相撲の巡業を休みながら、帰国中のモンゴルでサッカーに興じる姿が報じられたのは07年7月25日。その直後、7月27日から30日までヤフーが実施したアンケート「これって問題?」では、9万9,000票以上が寄せられ、「問題だ」が84%と圧倒的な数字を示した。「問題ではない」はわずか10%だった。「怒り」や「不快感」、「不信感」が伝わる結果ではある。

   また、相撲協会が朝青龍の謹慎や減俸の処分内容を発表した8月1日から7日まで行った、「処分は適当と思う?」のアンケートでは、36万6,000票近くが集った。「甘い」が57%と「厳しい」10%を大きく上回り、厳しい声が広がっていることを裏付けた形だ。

金や銅、原料石炭など豊富な地下資源にらむ

   こうした世論の変化を背景にしてか、日本相撲協会の北の湖理事長は8月23日、「環境を変えることも大事。医師の決定には従う」と、朝青龍のモンゴル帰国に柔軟姿勢を示した。直前の21日には、相撲診療所の吉田博之所長が、北の湖・相撲協会理事長と会談し、北の湖理事長から「すぐにモンゴルで帰国治療では周りが納得しない」と指摘され、国内で一度、通院治療ができないか検討するよう求められたことを明らかにしていた。朝青龍が治療外出したのは、翌22日だ。根強く厳しい世論に配慮しながらも、かなり世論が「軟化」しつつある状況も踏まえ、朝青龍のモンゴル帰国へ向け地ならしをしているようにも見える。

   世論の「軟化」を後押ししているのは、朝青龍への同情論だけでなく、日経社説が指摘したように、日本とモンゴルの外交関係の懸念材料に発展し兼ねないという危機感も透けて見える。06年夏には小泉純一郎首相(当時)がモンゴルを訪れ、地下資源開発への投資協力を表明するなど、両国は結びつきを強めている。地下資源とは、豊富な金や銅、製鉄作業に必要な原料石炭などだ。日本企業が関心を寄せている。07年2月にはエンフバヤル大統領が来日し、経済や文化の交流を進める行動計画に安倍晋三首相とともに署名した。

   大相撲とモンゴルの地下資源を巡っては07年7月末、元暴力団幹部ら3人が、元小結で06年に引退したモンゴル出身の旭鷲山を恐喝未遂した疑いで警視庁に逮捕された。旭鷲山が関係するモンゴルの金山採掘権の購入を巡るトラブルが原因とされた。

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