祇園・北新地は何の目的? タクシー券公開でマスコミVS西宮市議の対決

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   兵庫県西宮市議のタクシー券のコピーが議員名も含めて公開され、マスコミも取り上げて、大騒動に発展している。京都・祇園や大阪・北新地といった「公務」との関連がピンと来ない乗降地が記載されていたからだ。もっとも議員たちにも言い分はあるようで、マスコミVS市議の対決といった様相を帯びてきた。

「遅くまで仕事というなら、説明責任があると思う」

西宮市が公開した05年度の市議のタクシー券
西宮市が公開した05年度の市議のタクシー券

   西宮市は、2007年10月10日から情報公開請求に応じて議員名が記載された05年度分のタクシー券を公開した。同市は年間180万円の政務調査費とは別に24万円を上限にタクシー券を支給(05年時点)していた。これについて、支出根拠が希薄だとして、市民オンブズマンなどが議員名を含めた公開を求めていた。

   市がJ-CASTニュースの情報公開請求に対して公開したのは、A4用紙に8~12枚のタクシー券が添付された225枚に上るコピー。計約2,400枚のタクシー券が議員名入りで明らかになっている。

   気になるその中身だが、「乗降地」などで目立ったのは次のようなケースだ。

   河崎源(はじめ)議員の場合、京都・祇園から西宮まで05年4月19日に1万8,110円、7月23日に15,010円を支払っている。

   今村岳司議員の場合は、05年5月7日に渋谷から平和島への移動に4,820円、10月23日には大阪・北新地から西宮に6,320円、06年2月3日に京都駅から祇園に1,120円支払っている。

   さらに、05年6月8日にゴルフ場に行ったと思われるタクシー券がある明石良昭議員。8,000円前後の金額でありながらなぜか乗車地に何も書かれておらず、そのくせ降車地が西宮になっているタクシー券が多数ある田中正剛議員。日付や乗降地が記入されていないのに1万9,460円支払っている岩下彰議長、などなど、「公務」と言われてもなんだかピンと来ないタクシー券の使い方が同市では頻繁に行われていたようだ。

   市民オンブズ西宮代表世話人で同市議の四津谷薫議員はJ-CASTニュースの取材に対し、

「一般市民の感覚としては、公費が何に使われたかわからないと言う点で不適切な感じがする。市民に疑いをもたれるような使い方をするのは良くない。タクシーを使うほど遅くまで公務をしているのであれば説明責任があると思う」

と指摘している。

ネオンが消える午前2時ごろまで視察

   もっとも祇園や北新地に行ったり来たりする際にタクシー券を使った市議にも言い分があるようだ。

   2度にわたって祇園から西宮にタクシー券を使って帰った河崎源議員はJ-CASTニュースに対し、祇園に行った理由を「夜の京都のネオンの視察」と説明している。同議員によれば、当時河崎議員は市の都市景観審議会の委員をしていたため、西宮市に景観条例を選択するに当たって、景観行政の最も厳しい京都を視察することになったという。当時、「ネオンをなくす」といった話があった祇園に夜の11時頃に行き、ネオンが消える午前2時ごろまで視察をしたと話している。

「僕らは公人だから、脇が甘かったということになる。(乗降地の記載が)京都や西宮だったらこういうことにはならなかった。(マスコミにとって)『祇園』がおもしろ過ぎた」

   河崎議員は「祇園で舞妓さんや芸者さんと遊んだことはないです。だって一見さんは無理でしょ」と話す。

   一方、渋谷から平和島、北新地から西宮、京都駅から祇園への移動にタクシー券を使っていたことが明らかになった今村岳司議員は、「タクシー券報道」がよほど腹が立ったのか自身のブログで次のように綴っている。

「なぜ、全部のタクシーチケットが公開されたにも関わらず今村が主に槍玉に挙がっているかと言えば。朝日の記者があまりに行儀が悪いので説教をしてやったことがあり、それを恨んでのこのテロ行為、ということ」

   その後、批判の矛先は地元紙や通信社の取材姿勢や記事内容にまで及んでいる。

   神戸新聞の記者が会議中に「急ぎの用」と取材を申し込んできて「会議中で相手にできない」旨を伝えるとそのまま記事にそのコメントが載り、朝日新聞にも言葉の枝葉が取られ、「まるでやましいことがあって言い逃れをする人間のような書かれ方」をされたと指摘。また、共同通信から「今村岳司市議に早急にご連絡を取りたいので大変恐縮ですが、できるだけすぐに○○に直接お電話をいただけると助かります」というメールが来たことを挙げ、「自分の用事で折り返し電話を要求するのはありえないビジネスマナー違反だ。よって、無視」と断じている。さらに、下着姿であったにもかかわらずアポなしでテレビカメラが自宅に取材してきたことに激怒して、記者を3時間にわたって「説教」した逸話までも披露している。

   タクシー券の用途についても「きっちり」説明しており、北新地の乗降記録については「私はやかましい若い女が何より嫌い」「お店のお姐さんと騒ぐより、しろうととすてきなデートをするほうがよい」などとして、「仕事」で北新地のオフィス街に行ったと説明している。

   ちなみにこのタクシー券制度、同市によれば、条例などに明文化されていないことなどを理由に市監査委員が「支出根拠が希薄」として、制度を改めるように市議会に指摘。一部報道で「祇園帰り」が報じられるや否や、07年度から制度が廃止されることが決まっている。

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