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カタログ通販大手のニッセン、09年メドに生保に参入

カタログ通販大手のニッセンホールディングス(HD)は2007年10月23日、チューリッヒ生命と包括的な業務提携を締結、09年をメドに共同で新たな保険会社を設立すると発表した。これまでニッセンが顧客を対象に、生命や医療共済を提供してきた共済会ファミックスが無認可共済であるため、既存の共済契約分を08年中にチューリッヒ生命に移転したうえで、新たに合弁会社を設立する。無認可共済は、06年4月の改正保険業法の施行に伴い、08年3月までに保険会社や短期少額保険業者等への移行を進める必要があった。チューリッヒ生命への移転で、共済会の利用者はサービスを継続的に受けることができる。
一方、チューリッヒ生命は、ニッセンのもつ顧客データベースや通信販売におけるマーケットノウハウが生かせるほか、同社が開発したニッセン専用の生命保険を販売できるメリットが見込める。2年後には新たな共同保険会社で、保険ビジネスの拡大を図る。