ヤギや牛が荒廃農地を再生 課題は「臭いと鳴き声」

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   雑草が生い茂ったりして荒廃した農地に牛やヤギを放して草を食べさせ、優良農地として復活させようという動きが広がっている。自治体は、その効果について「まだ定量的な評価はしていない」とのことだが、農家の人手不足を解消する手段として期待が寄せられている。

人手で草を刈るより、放し飼いにしておいた方が楽

牛やヤギの放牧に期待が集まっている(写真はイメージ)
牛やヤギの放牧に期待が集まっている(写真はイメージ)

   鳥取県東部の八頭町(やずちょう)では、ヤギにササやカヤなどの雑草を食べさせる試みが行われている。八頭総合事務所では、県の畜産農協から借りたヤギ1頭を2007年9月18日から、柿園だった農地15アールに放した。ところが、このヤギが寂しがるなどして落ち着かない様子だったため、9月25日からもう1頭を追加。この1ヶ月で、に2頭で約4.5アール分の雑草を食べたという。放牧は10月25日まで行われる。

   一方で、「草刈り」と言えば、機械を使って一気に行うのが一般的だというイメージもある。このあたりの費用対効果はどうなのだろうか。八頭総合事務所農林局農業振興課によれば、

「まだ定量的な評価はしていません。ただ、人手で草を刈るのはすごく手間がかかりますし、放し飼いにしておいた方が楽、というのはあります。」

と話している。ただ、牛や豚と違って、行政側にも農家にもヤギを飼うノウハウが乏しいのが今後の課題だといい、

「ヤギが逃げてしまい、農家の方が捕まえてくださったりと、色々と飼うのが大変でした」

と振り返っていた。
   10月26日からは、隣接する若桜町でも、同様の放牧の試みが行われている。

   ヤギ以外の動物に雑草を食べさせる試みもある。

   和歌山県では、06年に県の農林水産部などによる「モーモープロジェクト」が発足。06年度には3回、牛やヤギによる放牧を実施した。対象となったのは20~30アールの農地で、それぞれ2ヶ月程度放牧。動物によって食べられる量や草の種類が異なるため、牛が食べ終わった後はヤギにバトンタッチ、牛が食べなかった堅い茎や短い雑草を食べさせる、などを試みているという。

家畜が逃げないようにするのが大変

   同県の農林水産部では、苦労した点として、電気柵を設置するなど、家畜が逃げないようにするための方策が必要だったことや、飼うのに手間がかかることを挙げる。
   そんな中でも、

「(草刈りに)かかる時間で言えば、機械を使った方が圧倒的に短いです。ただ、農家の高齢化や人材不足で農地の管理不全が進むなか、この方法は有効なのでは。家畜の糞尿をたい肥に出来る、という面もあります」

と話し、今後も意欲的に事業を進めていきたい考えだ。06年度には一時的なプロジェクトだったものを、07年度には県として事業化、すでに4地区で放牧が実施されている。
   今後の課題は、家畜を飼うノウハウを広めていくことと、

「住宅地に近い農地に放牧するときに、鳴き声や臭いをどうするか」

なのだそうだ。

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