ボーナス商戦さえない? 売れているのは「お目当て品」だけ

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   ボーナス商戦がどうもさえない。薄型テレビなど出足好調な商品がないわけではないのだが、盛り上がりに欠ける。内閣府が2007年12月11日に発表した11月の消費動向調査に基づく景気の基調判断は「このところ悪化」。前月から2か月連続で下方修正した。「悪化」の表現は2003年3月以来、4年8か月ぶり。当時は金融不安がまだくすぶっていたころだ。先行きへの不安が消費者のサイフの紐を固くしているのか。

婦人服など客単価は下がりぎみ

三越・日本橋本店では客足は順調だという
三越・日本橋本店では客足は順調だという

   2億円の純金サンタクロースで話題を呼んだGINZA TANAKA(田中貴金属ジュエリー)は、12月25日までクリスマス・ジュエリー・フェアを展開中。12月10~12日には「逸品会」として高額商品を取り扱ったが、「結果は出ています」と売れ行きは悪くなかった様子。「純金サンタ」については「海外からも問い合わせがありますが、売れたかどうかはお話できません」とのことだった。

   三越・日本橋本店は例年に比べて客足もプラスという。11月中旬に展開したコートフェア。婦人の冬物コートの売れ筋はウール系6万円台。ダウンコートは3万円~10万円。おしりが隠れるくらいのミディアム丈が人気だそうだ。催事の効果が大きく、現在はメンズ・ファッション・フェアを展開中。ボーナス商戦のピークは来週末。「クリスマス直前の週末ですから」と、腕まくりする。

   ビックカメラは「06年が暖冬だったので単純には比較できませんが、夏冬1年を通じて使えるエアコンの売れ行きは悪くないですね」と話す。冬しか使えない石油ファンヒーターなどはここ数年エアコンに圧されて売れ行きも鈍いが、今年は原油高も加わって「ほとんど売れていません」という。

   薄型テレビの出足は好調。ハイビジョンレコーダーも人気で、ブルーレイディスクで15万円前後が売れ筋だという。

   こうしてみると、それなりの手応えがあるようにも思えるが、ある百貨店の関係者は「買うならコレっと、お目当ての商品を決めて買う傾向にあって、なにかひとつ買ったらそれで終わり、みたい」と話す。販売側が期待する、「もう一品」や「ついで」買いがないことが、「売れているという実感が、いまひとつない」ところとみている。「セールのときはいいが、セール以外の商品ははっきりしないし、婦人服などの客単価は微妙に下がっています」と、顔を曇らせる。

不安材料多く、ボーナス資金は「一時待機」

   11月の消費動向調査による一般世帯の消費者態度指数が2か月連続の低下したのは、耐久消費財の買い時判断や暮らし向き、雇用環境、収入の増え方の、すべての意識指標が前月に比べて低下したために起こった。

   日本銀行が12月12日に発表した11月の企業物価指数(速報値、2005年平均=100)は前年同期比2.3%上昇し、105.0となった。2.3%の上昇は、この1年間ではかなり高い伸びで、企業取引でも物価上昇の圧力が急速に高まったことを示した格好だ。

   米国のサブプライム問題の影響で、株式市場の下落や、円高ドル安局面が顕著になったのが8月下旬。その後、消費者の意識が後ろ向きになりはじめたのが上場企業の中間決算が出始めた10月ごろから。さらには原油高でガソリン価格が1リットル150円台に乗るなど、消費者の懐はジワジワ痛めつけられている。

   三菱東京UFJ銀行によると、投資信託などの投資型の金融商品は株安等の影響もあって、買う側も売る側も慎重なようす。その一方で、「円定期預金の伸びは順調」で右肩上がり。買い控えの「一時待機」の資金が円定期預金に流れ込んでいると見る向きは少なくない。

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