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日銀の地域経済報告 4地域を下方修正

   日本銀行が2008年1月15日開催の全国支店長会議に向けてまとめた地方経済報告(さくらレポート)によると、地域ごとの景気判断を北海道、東北、北陸、関東甲信越の4地域で引き下げた。
   前回(07年10月)の支店長会議のときと比べて、全9地域のうち5地域は現状維持としたが、北海道で「住宅投資の減少に加え、雇用者所得に弱めの動きがみられる」ことや、東北で「個人消費の一部にやや弱めの動きがみられる」こと、北陸は「原材料等の影響から企業収益が下振れしている」こと、また関東甲信越では「設備投資の増勢がやや鈍化している」ことから、それぞれ下方修正した。前回の報告では北海道、近畿、九州・沖縄の3地域を下方修正しており、景気の後退感が広がっている。