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「邦銀、損失の吸収可能」サブプライム問題で日銀総裁

   日本銀行の福井俊彦総裁は2008年1月22日の金融政策決定会合後の記者会見で、サブプライム関連問題の日本の金融機関への影響について、「これまでのところ損失は各金融機関、金融グループの期間収益や経営体力の範囲内で吸収できるとみられる」とし、金融システムの安定性に深刻な影響を及ぼすことはないとの見方を示した。
   また株価下落については、「日本の株価の下落幅が他国と比べて大きいことは否定し得ない」としたうえで、原因として、円高と、外国人投資家が日本株を売って益出ししている可能性を挙げた。
   なお、金融政策決定会合は全員一致で無担保コールレート(オーバーナイトもの)が0.5%前後で推移するよう、次回の会合まで維持することに決めた。