「ホームレス中学生」200万部目前 田村今年の稼ぎ総計3億円!?

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   お笑いコンビ「麒麟(きりん)」の田村裕さん(28)が中学生時代の耐乏生活を中心に綴った自叙伝「ホームレス中学生」(ワニブックス)の発行部数が200万部に迫っている。漫画本も発売されたばかりで、映画化も決定している。J-CASTニュースの試算だと、総計の売り上げは3億円を超える。あっという間に「億万長者」のはずだが、ことはそう簡単にはいかないようで、所属事務所に渡る分も大きいのだという。

200万部で印税2億6000万円

「ホームレス中学生」での収入はいくら?
「ホームレス中学生」での収入はいくら?

   「ホームレス中学生」は2007年9月に発売。発売2ヶ月でミリオンセラーを達成し、版元のワニブックスによると「08年初めの時点では19刷で195万部」とのことで、200万部超えが確実な状況だ。出版業界では、著者が売り上げの10%前後を印税として受け取るのが一般的で、本体価格1300円の「ホームレスの中学生」が200万部売れたとすると、印税10%の場合は2億6000万円が著者のもとに転がり込む計算だ。

   また、08年1月には漫画化され、初版では3万部が出ているという。価格は880円なので、仮に印税を漫画家と原作者で折半した場合、印税10%だとして、原作者には132万円の収入になる計算だ。

   これ以外にも、「ホームレス中学生」は映画化が決定しており、原作者である田村さんにも、ある程度の収入があるとみられる。

   もっとも、田村さんの本業は「お笑い」。テレビ出演や舞台での活躍で主な収入を得る、というのが芸人としては普通のはずだ。

   所属する吉本興業のウェブサイトによると、「麒麟」はレギュラー10本(ラジオ1本、テレビ9本。うち2本は隔週の出演)を抱えている。単純計算すると、1月4週とカウントしてメディアに月36回は露出する計算だ。気になる出演料だが、07年11月に「日刊ゲンダイ」がこの話題を取り上げた時には、「テレビ関係者」の声として、こんな声が紹介されている。

「麒麟のテレビ出演ギャラは2人で20万円、営業が60万円といわれています。しかし、ブームに乗って50万~70万円程度にハネ上がるでしょう」

   この見方が本当だとすると、「麒麟」の2人で折半するとして、「ブレイク前」の現状の出演料で計算した場合、メディア出演だけで田村さんの懐には月に少なくとも180万円、年に2160万の収入が入ることになる。さらに、月に2回「営業」を行うとすると、1人あたり月に60万円、年に720万円の収入だ。

吉本との印税配分はどうなる

   これらを合計すると、田村さんの稼ぎは3億を超える、との見方もできそうだ。ところが、これらがそのまま田村さんの懐に入るのかというと、そうでもないようなのだ。ワニブックスの広報担当者によると、

「『印税10%』というのが業界では一般的ですが、今回は弊社と(田村さんが所属する)吉本興業さんとの契約ですし、事務所内でどのように(印税が)配分されているのかについては存じ上げません」

とのことで、「2億6000万円」に近い額が吉本興業に渡る可能性は高そうだが、それが田村さんに渡るかどうかは分からない、ということのようなのだ。

   自叙伝「佐賀のがばいばあちゃん」が大ヒットした島田洋七さん(57)が、収益の配分をめぐって吉本と対立したことも報じられており、その動向が注目されるところだ。

   さらに、漫画版の「販売元」はワニブックスなのだが、「発行元」は事務所系列の「よしもとブックス」。さらに田村さんの取り分が少なくなる可能性もある。

   田村さんの「取り分」は、吉本興業に入った印税の「分担割合」に大きく依存することになるが、実際のところはどうなのだろうか。J-CASTニュースでは、吉本興業に取材を申し込んだが、回答はなかった。

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