2024年 4月 19日 (金)

「座りション男」急増対策  第3スタイルの「新商品」がヒット

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ご主人を「実験台」に、第3のスタイルを提案

   そこで、快適・らいふ研究所の蒲生成子さんは「第3のスタイル」として、「ひざ立ちション」を提案。それを実現した商品が「天使のひざ枕」だ。考案者の蒲生さんは山形県白鷹町に住む主婦。「世の中のトイレをきれいにしたい」と、2年前から試行錯誤。建築設計事務所を営むご主人を「実験台」に研究を重ねて商品化に漕ぎ着けた。

   商品を簡単に説明すれば、要はひざを載せるクッションつきの「台」。使い方は、この商品を洋式便器(もしくは床置き型小便器)の前方左右、便器底部のカーブにそって置くことで、その上にひざを載せて用をたすことができる。価格は1万6800円(税込み)だが、用をたすときの安定感もあり、嫌な尿の飛散もないので悪臭が漂うこともないと評判も上々なようだ。

   2008年1月末からインターネットの楽天市場にショップを開き、販売を開始。モニターの人の口コミと合わせると、約1か月で100個を超した。当初は高齢者の利用を見込んでいたが、「購入者はネットを中心に、意外にも若い人が多いんです。若い人は『座りション』への抵抗がないようですが、尿が跳ね返ったりするのが嫌で、衛生面にうるさいこともあるようです」と分析する。これなら「座りション」のように、ズボンを脱いで用をたすわずらわしさもない。

   掃除の手間がかからなくなることで、主婦などにもウケていて、「女性の購入者も多いんです」。蒲生さんのご主人は、「『立ちション』だの、『座りション』だのいう話は女性にははばかられると思っていたのですが、ネットの世界はそうでもないようで。売れ行きよりも、そのことに驚いています」と漏らす。

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