「チケットレス化」で苦境 金券ショップ生き残りに必死

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   新幹線の切符、航空券、映画やコンサートのチケットや商品券などを割安で販売する「金券ショップ」。1980年代のバブル景気に全盛期を迎えたが、近年は勢いがなくなり、店舗数が減少している。こうした中で、外貨両替、金やプラチナなどの買取サービスが登場するなど、生き残りに必死だ。

   業界唯一の団体である日本チケット商協同組合によると、2008年2月で会員数は554店(265社)と、同組合が設立された1999年に比べ約15%減少した。

バブル期には数千万円分の金券を持ち込む客がいた

   同組合の理事長を務める「ラッキーコレクション」の経営者・伊集院浩二氏は、業界縮小の最大の要因として、高速道路や新幹線の「チケットレス化」を挙げる。

   なかでも、「ハイウェイカード」の廃止は、大きな影響を与えた。高速道路や有料道路で使用することのできた「ハイウェイカード」は、高速道路のノンストップ料金収受システム(ETC)を普及させるため、2006年3月末に廃止された。

   鉄道でもチケットレス化が拡大している。JR東日本が提供する電子マネー「モバイルスイカ」では、新幹線のチケットが約10%割引になるサービスも登場し、拍車をかけた。

   ハイウェイカードや新幹線の回数券をメイン商品として扱っていた小規模の金券ショップは、この3~4年で軒並み廃業に追い込まれた。

   近年ショップで売買される金券の多くは、百貨店などの商品券、映画やコンサートのチケットなど。個人が株を持つことが増えて、株主優待券も売買されている。

   しかし、バブル期のような大量の金券を持ち込む大口取引は減り、食事券や、商品券などの小口取引が多い。

   「当時は数千万円分の金券を持ち込むお客が珍しくなかった」と、伊集院氏は懐かしむ。

若い2代目の経営者は積極的に試行錯誤

   業界全体としては縮小傾向にあるが、「今が業態の転換期だ」と位置づけている。

「金券ショップが誕生して20年経ち、経営者が入れ替わる時。若い2代目の経営者は、インターネットを駆使したり、新たなサービスを生み出したりと、試行錯誤している」

   そうした中で近年登場したサービスは、外貨両替、金やプラチナなど高級金属の買取だ。「外貨両替はこれまで銀行でしか扱っていなかったサービスだが、需要があり、客の拡大につながっている」という。

   一方、変化についていけない老舗店は廃業となりそうだ。創業50年以上という老舗の店舗は取材に対し、「金券の取り扱いはやめた」とだけ明かした。

   今後について伊集院氏は、「旅行代理店や、コンサートや映画専門のチケット販売店といった機能を持った金券ショップが増える」と予測している。既存のビジネスモデルにこだわらず、どのような独自色を出すかが課題だ。

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