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地方銀行55行で、住宅ローンを共同開発 ゆうちょ銀行に対抗

   横浜銀行や千葉銀行、静岡銀行など55行の地方銀行は、住宅ローン商品を共同開発する「地銀住宅ローン共同研究会」を、2008年5月1日に設立した。地銀が連携して、住宅ローン商品の共同開発や共同プロモーション、業務の効率化や高度化の手法を研究する。

   具体的には女性向け商品として、家事代行サービスや育児サービス、乳がん健診や宿泊施設の優待サービスなどの特典をつけた「地銀共同女性専用住宅ローン」の取り扱いや、健康相談サービスや旅行などの特典のついた「家族向け住宅ローン(仮称)」、環境配慮型住宅を対象にローン残高の一部を社会貢献団体に寄付する「社会貢献サポートローン(仮称)」などを検討する。

   住宅ローン市場は、ゆうちょ銀行がスルガ銀行と提携して、代理店方式での販売を進めている。この研究会は当初、横浜、千葉、静岡、常陽、八十二、群馬、山梨中央の7行で立ち上げたが、その後参加行を募ったところ48行が集まった。