NHKに放送倫理違反あった」従軍慰安婦番組でBRC発表

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   NHKと民放でつくる第三者機関「放送と人権等権利に関する委員会(BRC)」は、2007年1月29日放送の従軍慰安婦問題をめぐる「ニュースウオッチ9」の報道で、対立する相手方の意見に一切触れることなく、自らの解釈だけを報じたことが、「公平・公正を欠き、放送倫理違反があった」とする見解を08年6月10日に発表した。

   放送内容と申立てに至る経緯は、01年にNHKが、教育テレビで放送した「戦争をどう裁くか」というシリーズの番組をめぐって、取材を受けた民間の団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワークが「事前の説明と異なる不本意な番組を放送された」として訴えていた裁判で、NHKは07年1月29日の放送で、東京高等裁判所の判決について、「判決についてNHKは『不当な判決であり、直ちに上告した。判決は、番組編集の自由を極度に制約するもので、到底受け入れられない』としています」と被申立人自身の見解を紹介。「今日の判決の中で、東京高等裁判所は、この番組をめぐって、朝日新聞が政治家の圧力で改変されたと報道したことについて、『国会議員が具体的に番組に介入したとは認められない』と述べました」とのコメント。その後に、朝日新聞で被申立人に圧力をかけたと指摘された安倍晋三内閣総理大臣と中川昭一政務調査会長(いずれも本件放送当時)の、政治的圧力をかけた事実はなかったことがはっきりした旨のコメントを放送した。

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