中国自動車市場に黄信号点滅 五輪前に販売台数が激減

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「金の貸し渋りが起き、ガソリン価格はウナギ登り。株価がどんどん下がり、自然災害も後を絶たない。2008年の自動車販売は、けっして楽観できない。おそらく2004年以降、4年ぶりの『冬』を迎えている」

   北京で最大の自動車販売市場を管理している北京亜運村汽車交易市場(北京アジア運動会選手村自動車取引市場)の蘇暉総経理はこう嘆く。

   2008年4月以降、中国の自動車販売が急速に下がり始めた。6月になっても良くなる兆しは出ていない。自動車市場は意外に速く成長の限界に直面した、といえそうだ。

ガソリン価格値上げも響く

   土日になると、亜運村にある自動車販売市場はいつも車を見に来るお客でごった返していた。ただ、4月以降は様子がだいぶ変わった。現金で買う客が少なくなり、徐々に見に来る客さえもまばらとなった。

   中国自動車工業協会の統計では、4月の中国の自動車販売量は昨年同期と比べて13.65%減った。5月には少し回復したが、やはり昨年同期と比べて6.66%減だった。

   そこへ、6月20日、北京のガソリン価格はいきなりリッター5.34元から6.20元に16%も値上げすることが決定され、同日の深夜零時まで、多くの北京市民は長い列を作って給油の順番を待っていた。6.20元は日本円に換算すると、約100円。安いようだが、北京の普通の労働者の時給だと、1時間働いてガソリン2リッターが買える計算となる。ガソリンは相当高くなっており、しかも国際価格と比べると安く、今後さらに上がる余地は十分ある。

   7月20日から9月20日までのオリンピック運動会期間中に、北京では車の使用が制限される。ナンバープレートの最末尾の数字が奇数か偶数かによって使う日が決められるのだ。この措置があるせいもあり、「9月20日までは車の購入を控えるだろう」(亜運村にある自動車販売員)。

   どんどん下がる株価も車市場に暗い影を落としている。7月2日現在、上海株価指数は、2651ポイントにとどまっており、07年10月16日につけた6124ポイントと比べて、57%も下げた。株式ブームが去り、同時に車の販売も行き詰まってしまった。

「販売業者の倉庫はどこも満杯」

   もっとも、車メーカーが減産しはじめたというニュースは、中国ではあまり聞かない。「販売業者の倉庫はどこも満杯だ」と北京にあるシトロエンの販売代理のマネジャーは明かす。

   代理店はメーカーとの契約で、一定の台数を達成しないとメーカーからのインセンティブが少なくなる。で、「こんなに需要が冷え込んでいても、車をどんどん仕入れている」(前出のマネージャー)というわけだ。

   「一汽VW、上海GM、東風シトロエン、北京ヒュンダイ、広州ホンダなど五つのメーカーの十数社の代理店を調べたが、どこも在庫は正常値を上回っている」と、経済週刊紙『経済観察報』の王秋風記者が言う。

   真夏の北京なのに、現在は「自動車ディーラーの冬至」とも言われている。点滅し始めた黄色信号の前でアクセルを踏み込んで信号を突破していくか、それとも停車するか、迷うばかりである。

(J-CAST北京)

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