2024年 4月 25日 (木)

ソフトバンク孫社長 経営不安説火消しに躍起

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株価は上昇傾向に向かう

   孫社長は「フリーキャッシュフローが2500億円出れば、10年たたずして、有利子負債をゼロにできる。50代で借金をなくすのが私の経営哲学だ」とも持論を展開した。

   その市場の評価は、とりあえずは孫社長の狙い通りになった。スタンダード&プアーズは旧ボーダフォンの発行済債権について「仮に損失が発生しても、好調な業績に基づく利益でカバーでき、財務の大幅な悪化にはつながらない」と評価し、格付けを変更する必要はないと判断。ムーディーズ・ジャパンも同様の評価を行った。ネットには「孫社長にだまされてはだめ。倒産に確実に向かっている」などの書き込みも見られるが、ソフトバンクの株価は発表翌日の10月30、31日と連続してストップ高になった。もっとも今夏まで2000円前後で推移していた株価は、28日の終値が650円と年初来安値をつけた後、31日は950円まで回復し、その後も1200円を越える水準まで上昇している。

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