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大証、ナスダックとの「共通上場制度」を検討

   大阪証券取引所は、米ナスダックOMXグループとの提携で「共通上場制度」の導入を検討していることを明らかにした。米田道生社長が2009年2月17日に開いた記者会見で、「将来的に、大証の上場企業がナスダックへの上場を希望すれば、通常とは違ったサポートの仕方で上場できるようにすることは考えられる」と話した。

   大証とナスダックOMXは2月3日、戦略的パートナーシップ構築に関する覚書を締結し、協力可能な分野として、市場情報の交換や人事交流などとともに「相互上場」をあげていた。

   また、大証は同日、海外の証券業者が大証に直接注文を出せる「国外取引参加者制度」(リモートメンバーシップ制度)を設けると発表した。市場の流動性を高めるとともに、価格形成の効率化や国際競争力の向上を図るのが狙い。春ごろ、希望者の募集を開始する。