人気長期低落でフリマ状態 プロレスに起死回生策あるのか

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   視聴率低迷で、半世紀も続いてきた老舗日テレのプロレス中継の打ち切りが決まった。プロレスは団体が乱立して分かりにくくなり、総合格闘技にも押され気味だ。力道山、馬場・猪木…とかつての熱狂ぶりを知る世代には寂しい限り。ただ、かすかに光明が差していると期待する向きもある。果たして、起死回生はなるのか。

「力道山の空手チョップ」世代、感慨しきり

日テレのプロレスリング・ノア中継サイト
日テレのプロレスリング・ノア中継サイト
「マット界は、無秩序状態、フリーマーケット状態ですね。自分がレスラーと名乗ったり、団体を作ったり、好き勝手にやっています」

   長年プロレス業界に関わってきた関係者は、こう明かす。

   プロレス興行、団体は今や、おびただしい数に上る。東京・新宿、新木場などに小さなリングがあり、そこでこの関係者が把握できないほどの試合数がある。ところが、数は増えたが、どれも盛り上がらない。

   メジャーな団体も、盛り上がりに欠けるのは、例外ではない。

   故・ジャイアント馬場が旗揚げした全日本から分かれたプロレスリング・ノアは、日本テレビによる日曜深夜の中継が、最近は2%ほどの視聴率で低迷。このため、同局の久保伸太郎社長が、2009年2月23日の定例会見で、3月いっぱいでの番組打ち切りを明らかにした。

   日テレの中継は、開局翌年の1954年スタートと由緒あるもの。当初は、街角テレビに人が群がった力道山(故人)戦で人気を集めた。63年にはデストロイヤー戦の視聴率は64%にも達した。プロレスはテレビの普及にも一役買ったと言える。その後、短い中断があったものの、ジャイアント馬場らが活躍した「全日本プロレス中継」などは高い支持を集めた。しかし、90年代に入ると人気が落ち始め、同年春には放送時間が深夜に移行していた。

   中継打ち切り後の09年4月からは、熱心なファン向けに有料のCS放送「日テレG+」で放送する。アントニオ猪木さんが旗揚げした新日本プロレスの中継は、テレビ朝日の深夜放送で今後も継続する。

   ネットでは、かつての熱狂を知る世代から、打ち切りに感慨深げな声が出ている。2ちゃんねるを見ると、「力道山の空手チョップでアメリカ人レスラーを叩きのめして、敗戦国日本が興奮したんだよなあ」「夏になると田舎に興業が来た 藤波、坂口、ブッチャーを見たような記憶が朧気ながらある」との書き込みがある。

「正統派スタイルは戻ってきている!」

   なぜプロレス人気が長期低落傾向にあるのか。

   前出の業界関係者は、趣味が多様化したことや、放送時間が深夜に移されてしまったことを挙げる。さらに、団体乱立もあるだろうと指摘する。

「かつてのように、勧善懲悪、正統派と悪党の戦いという演出でなくなっています。業界が内向きになっており、一回見ただけではプロレス軍団の構造が分からないのですよ」

   乱立傾向は、ジャイアント馬場が1999年に亡くなってから顕著になった。「業界全体の秩序、重しというものがなくなりました」とこの関係者は言う。協会組織というものがないこの世界では、重しが取れるとエネルギーは好き勝手な方向に分散してしまう。

   例えば、大仁田厚さんがデスマッチを特徴にしたインディー団体を立ち上げ、プロレスに邪道スタイルを持ち込んだりした。また、世界最大規模の米WWEの影響を受けたハッスルがエンターテイメント志向の興行を行ったりした。これらは、業界を多彩にすることに成功したものの、格闘技界とマット界の違えさえ分かりにくくなっている。

   とはいえ、マット界も人気回復に力を入れるようになっている。業界関係者は、「新日本プロレスでは、中邑真輔、棚橋弘至両選手らが力をつけ、試合内容がよくなって興行成績が上がってきました。東京ドームなどの試合でも久しぶりに客が入って、一時のどん底状態を脱したようです」と話す。「WWEはエンターテイメント志向ですが、超一流レスラーをそろえ、試合もきっちりやっています。日本でも、ようやく正統派スタイルが戻ってきているようです」。

   この関係者は、さらに人気が出るには、スターが必要だと説く。「ゴルフなら遼くん、卓球なら愛ちゃんといったスーパースターがプロレスでも出れば、客足が戻ってくる。猪木さん入門への師匠の勧めを断った総合格闘技の石井慧選手は、一昔前ならプロレスに行ったはずなんですよ」と残念そうに話している。

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