バルチック指数ジワリ上昇 海運業に薄日

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   世界的な景気悪化によって物流が停滞して苦戦を強いられている海運業に薄日が射してきた。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶ外航バラ積み船運賃の国際的な指標であるバルチック海運指数(BDI)が2009年1月下旬から、ゆっくりだが回復してきたのだ。08年5月のピーク時に1万1793ポイントまで上昇、その後12月には663ポイントにまで急降下していた。

2月中旬には「2000」前後に持ち直す

   バラ積み船の運賃などを指数化したバルチック海運指数(BDI)が回復気配にある。08年12月上旬には1000を割り込み、一時は663ポイントにまで下落したが、09年1月下旬からジワジワと上昇し、2月20日には2000を突破した。

   3月3日のBDIは1986ポイントと2000を割っているが、最近の半月間は2000前後で推移している。

   BDIの上昇機運には、中国の存在が大きい。世界的な金融危機で経済活動に急ブレーキがかかったのは中国も例外ではないが、旧正月明けに鉄鋼最大手の宝山鋼鉄が停止していた鉄鉱石の輸入を4か月ぶりに再開したことなど、鉄鉱石の需要が回復しはじめた。中国政府による経済刺激策への期待もある。

   中国の鉄鉱石の輸入は、北京五輪のあった08年夏までのBDIの押し上げに寄与してきた。ある証券アナリストは「BDIが高い水準を維持するためには、五輪後に中国がどこまで頑張れるのかが、そもそも焦点になっていた。それもあって、いまのBDIの回復は中国の鉄鉱石輸送の回復が、期待分込みで大きな影響を与えている」と話す。

主力のコンテナ船が回復するかがカギ

   BDIの上昇には欠かせない中国経済だが、海運各社の業績回復はそれだけでは心許ない。前出の証券アナリストは、「主力のコンテナ船が回復しないと」と、言葉を濁す。

   日本郵船、商船三井、川崎汽船の大手3社のコンテナ船部門の経常損益は、09年3月期に150億~300億円程度の赤字を見込んでいる。

   加えて、06~07年のBDIが上昇基調にあった、業績が好調だったときに新たに発注した造船が順次竣工してくるので、今後引き渡し時の支払い負担が重荷になる可能性もある。

   「中国頼み」のバラ積み船に明るさが見えてきたものの、業績回復にはなお時間がかかりそうだ。

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