エイベックス松浦勝人社長 巨額支援で小室被告復活なるのか

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   エイベックスの松浦勝人社長が、ポケットマネーから小室哲哉被告の被害弁済に約6億5000万円も貸し付けた。とはいえ、大金が入ったために人が変わってしまったと言われるのが小室被告。またもお金が入ることになって、本当に音楽業界で再起できるのか。

「本当に音楽が好きなんだ」小室哲哉被告に共感

   5億円もの巨額の詐欺罪に問われている音楽プロデューサーの小室哲哉被告(50)。本人には手持ちのお金がほとんど残っておらず、保釈金3000万円は、エイベックスの支援もあって集められた。そして、さらに、同社の松浦勝人社長(44)が2009年3月10日、小室被告の被害弁済のために、ポケットマネーから約6億5000万円も融資したというのだ。

   この巨額貸し付けは、大阪地裁で12日にあった第2回公判で、証人出廷した松浦社長が自ら明かした。

   産経新聞の同日付公判ライブ記事で再現されたその証言によると、エイベックスは、創業からしばらく、小室被告に支えられた。売り上げに占める割合も、1999年の上場前には7割を超えたほどだ。ところが、小室被告が頻繁にスタッフを入れ替え、他のレコード会社との契約が増えて、次第に疎遠になっていった。小室被告が、お金に困って聞いてきたときも、金を貸せるスタッフがいないと断った。「小室さんも傲慢なところが出てきた。これ以上の付き合いは難しいと感じました」と松浦社長は振り返っている。

   それが、一転して今回の巨額融資だ。松浦社長と小室被告の間には、いったい何があったのか。

   松浦社長は公判の証言で、小室被告と会う機会に考えを改めたと明かした。保釈後のある日には、「ピアノを弾きたい」と小室被告が言い出した。そして、エイベックス社内のピアノで朝まで延々と弾く姿を見て、「この人は本当に音楽が好きなんだ」と感じた。恩師としての小室被告を思い出し、今後の音楽活動に賭けてみようと決心したという。そして、弁済融資のほか、社内に小室被告専用の部屋も用意したというのだ。

金が入ったりすると人は変わってくる?

   とはいえ、小室被告の音楽業界復帰に向けては、いくつかの不安要素がある。

   まず、自ら苦労せずに大金を借り入れ、専用の部屋まで提供してもらったことで、元の派手な生活に戻ってしまわないのかということだ。松浦社長自らも、公判の証言で、「金が入ったりすると人は変わってくるのかな」と言っている。

   次に、詐欺の被害者が、弁済後も示談を拒否していることがある。日本テレビ系で2009年3月13日放送の「スッキリ!!」では、八代英輝弁護士が、執行猶予付き判決になるのに不利な条件として、「被害者が示談に応じていないというところがあります」とコメントしている。もし、実刑になれば、社会復帰の時期が大幅に遅れることになる。

   さらに、そもそも、小室被告はここ数年、ヒット曲がほとんどないのに、移り変わりの激しい音楽業界で、どれほどの再起ができるのか不透明だ。

   今回は、松浦社長が小室被告に肩入れしたが、うまくいくのか。エイベックスの広報・IR室では、J-CASTニュースに対し、個人のことや仮定の話には回答しておらず、小室被告の今後についても、「裁判中の事件であるため、コメントは差し控えさせていただきます」としている。

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