2024年 4月 24日 (水)

「リアル」なヒト型ビジョン広告 大阪・梅田駅に魔裟斗登場

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   大阪・梅田駅に、2009年3月25日、特殊なフィルムに立体的に人物が投影されて動く、日本で初めての「しゃべるヒト型ビジョン広告」がお目見えした。まるで本人がその場にいるかのようなリアルさが特徴で、「どんなに追い込まれても、攻めの姿勢で立ち向かうこと」と格闘家の魔裟斗さん(30)が語りかける。

1兆円超の市場規模になる可能性も

「逆境に打ち勝て!」
「逆境に打ち勝て!」

   日本コカ・コーラ社が展開するエネルギー飲料ブランド「リアル」のリニューアルキャンペーンの一環で、今回新たに魔裟斗さんが広告キャラクターとして起用された。逆境に置かれて「へたる」時、「リアルゴールド」を飲んでエネルギーに満ち溢れる、というコンセプトで、それを「リアる」と表現している。等身大(174cm)にかたどられた「リアプロジェクションフィルム」と呼ばれる特殊フィルムに、魔裟斗さんがプロジェクターで投影され、表情や動きも滑らかに、まるで本人が話しているかのようなリアルさで映しだされている。

   これは「デジタルサイネージ」と言われる新しい広告手法で、屋外や店頭、交通機関などで、液晶ディスプレイやプロジェクターのような表示機器を使って広告映像や情報を表示する。デジタル通信で表示内容をいつでも受信・更新することができ、タイムリーな広告展開が可能となる。欧米ではすでに一般化しており、米国大手スーパーのウォルマートでは、全米の店舗に何万台というディスプレイが設置され、随時商品広告を流しているという。

   日本でもすでにJRや私鉄一部車両のドア上部にある液晶モニターや街頭の広告で使用され、「成長市場」として注目を集め始めている。09年1月に調査会社のシード・プランニングが発表した調査結果では、08年の国内市場規模が推定560億円。市場規模はここ数年で30%から50%の伸びを示し、2015年には1兆円を超える可能性があると見ている。

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