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裁判員裁判、評議入り 6日午後に判決

   東京都足立区の殺人事件をめぐる全国初の裁判員裁判第3回公判が2009年8月5日に開かれ、検察側の求刑や裁判員からの被告人質問を経て正午に結審し、裁判官3人と6人の裁判員が判決を話し合う「評議入り」した。

   公判では、女性の裁判員一人が体調不良で欠席したため、開廷直後に補充裁判員の男性を裁判員に選任した。検察側が論告で懲役16年を求刑。裁判員6人が全員、犯行にナイフを使った理由や犯行状況について「被告人質問」を行ったほか、遺族側が求刑意見で懲役20年を求めるなどして結審した。

   評議は非公開。殺意の程度や刑の重さについて、「市民」である裁判員の判断がどのように反映されるのか、裁判員裁判の初めての判決は8月6日午後に言い渡される。