自分の考えにあった政党はどれ? マニフェスト比較サイト続々登場

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   間近に迫ってきた衆院選を前に、各政党のマニフェストを見ながら、どの政党に1票を投じようか思案している人は少なくない。そんな人のために、マニフェストを比較し、自分の考えにあった政党を導き出す「マニフェスト比較サイト」が続々登場している。

2日間で10万人突破に「驚いています」

政策実現サイト「パクト・ドットジェイピー」
政策実現サイト「パクト・ドットジェイピー」

   2003年の総選挙以降、マニフェスト選挙もだいぶ浸透してきたが、実際に政策を吟味するには時間がかかるし、どれも同じような提案なので、いざ政党を選ぶとなるとむずかしい。そこで登場したのがマニフェストの比較サイトだ。

   静岡大学情報学部の佐藤哲也研究室では、マニフェスト検索・評価サイト「まにけん!」「れこめん?」を、2009年8月10日に開始した。

   「まにけん!」はキーワードを入力すると、各政党のマニフェストにある政策を簡単に閲覧し比較できるようにした。注目される公約や有権者の関心のある政策分野を把握することができる。

   一方の「れこめん?」は、マニフェストの評価結果から「お薦め」の政党を教えてくれる。たとえば「消費税」のキーワードを検索すると、消費税に関する公約が、政党名を伏せて表示されている。自分の考えに近い公約を5段階で評価して、「結果表示」をクリックすると、評価の高かった政党と、逆に評価の低かった政党を教えてくれる。

   ヤフーの「みんなの政治」は8月17日夕方から、「マニフェストマッチ」を開始した。「衆議院選挙2009」の企画のひとつで、「子育て教育」や「安全保障」、「政治・行政改革」、「年金」などの7項目の分野ごとに支持する政策を選んでいくと、自分の考えに近い政党がわかる仕組みになっている。19日夕方には、利用者が10万人を突破した。

   ヤフーでは「初めての試みとはいえ、利用者の多さに驚いています」という。「みんなの政治」では、わかりにくいとされる各政党のマニフェストをひと目で比べられる「マニフェスト早見表」も用意して、若者層に少しでも関心をもってもらえるよう工夫した。

   同社は「マニフェストマッチ」への関心の高さが、「投票率のアップにつながればいい」(広報部)と期待する。

賛同を得られた政策から順番にランキング表示

   一方、国民が参加する新しい政策の実現を政党に働きかける「パクト・ドットジェイピー」が実施している総選挙向けの特別企画は、「マニフェスト品評会」。ふだんは自らが実現したい政策を提案したり、他の利用者が提案した政策に対して賛意を投じたりするサイトで、高い支持を得た政策についてはサイト運営者が政党に届け、政策の具現化を働きかけていく。いわば、「逆マニフェスト」のサイトだ。

   今回のマニフェスト品評会は、これに各政党のマニフェストにある政策を「提案」して、民意を推し量ろうというもの。政策ごとに「賛成」ボタンを用意してコメントともに受け付け、多くの賛同を得られた政策から順番にランキング表示した。

   素人である国民が提案する政策と、政党(玄人)の政策を同じ土俵で見ることができるのが、マニフェスト品評会の良さだ。

   有権者が政策で判断できる仕組みは、まさにマニフェスト選挙の狙いそのもの。どのサイトの運営者も「有権者がマニフェストを見て一票を投じる、その参考にしてほしい」と口を揃える。

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