おでん「70円セール」で競う コンビニ各社早くも販促開始

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   コンビニエンスストアに「おでん」が並びはじめた。2009年の夏は冷夏だったあおりをうけて、アイスや清涼飲料水が苦戦した。そのため、各社とも「おでん」の販促キャンペーンを打って、巻き返しをはかりたい考えだ。

「気温低い日多かったのもあって、早い投入を決めた」

   ローソンは2009年8月18日、「おでん」の販売を開始した。これは昨年に比べて1週間の前倒しだという。広報は「昨年よりも気温が低い日が多かったこともあって、早い投入を決めた」と明かす。ローソンでは今回、新たなメニューとして「さぬきうどん」を扱う。うどん、おでん、つゆ、という新しい食べ方だ。

   また、ファミリーマートは2009年9月1日から販売を開始している。これは例年通りだという。ファミマのウリは「つゆだくおでん」。少し濃い目の味として、「飲んでもおいしいつゆ」を実現した。ほかには、全国共通の20品目以外に、地域によって異なる20品目があるほか今後、新商品の投入も検討するなど豊富なメニューが揃う。

   そして、セブンイレブンも一部の店では通年販売しているが、8月17日からは全店で販売を開始している。セブンの場合は「今年のおでんはつゆが違う」をうたい、具には味がしみ込みやすいように工夫している。2種類の昆布とかつお節の使用した「うま味たっぷりのつゆ」は、地域の嗜好にあわせてだしの材料を使い分けているという。

    くわえて、3社ともそろって2009年9月上旬は一部の商品をのぞいた、「70円セール」を実施している。なお、ローソン、セブンが7日まで。ファミマは10月3日までの毎金曜土曜。

夏商品の苦戦、巻き返しを狙い

   コンビニ業界に詳しい船井総合研究所シニアコンサルタント・笠井清志さんは、「おでんが出始めるのは例年通りなのですが、販促はたしかに例年より1か月近く早いですね」と話す。

   「おでん」はふつう、季節の変わり目に売れる商品だ。これは体感温度によるものらしい。人は、昼と夜の温度差を感じることで、あたたかいものをとりたい、という心理が働く。それが例年は9月~10月頃だ。しかし、今年は冷夏だった。熱帯夜と呼ばれる25度以上になる夜もこの8月は、たった4日しかなかった。

「そのため、アイスクリームや清涼飲料水といった商品は苦戦しました。『おでん』の販促に力を入れているのは、その落ち込みを挽回する狙いでしょう。それも絶好のタイミング。おでんは買い上げ点数が多くなる商品なので、1個だけでなく2個、3個と買っていく。売上の伸びが期待できそうです」
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