ガソリン車の燃費急速に向上 「プリウス」並も出現か

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   ハイブリッド車の勢いが強まるなかで、ガソリン車の燃費改善も進んでいる。東京モーターショーにマツダとダイハツ工業がホンダ「インサイト」と肩を並べるリッター30キロ級(10・15モード)のコンセプトカーを出展したのに続き、リッター38キロを誇るトヨタ「プリウス」と同等を目指す車の研究開発も行われている。

   現在、ハイブリッド車は世界中で企画されており、今後、ブームや規制動向をにらんで数多くの商品が世に送り出される。燃費性能だけでなく、加速感、乗り味、品質、コストなど総合的な製品の出来栄えにも差が出てくると見られ、ユーザーのハイブリッド車選別の目はいっそう厳しくなりそうだ。

1.3リットルエンジンでリッター32キロ

   マツダのコンセプトカー「清(きよら)」は新型1.3リットル直噴ガソリンエンジンとATでリッター32キロ、ダイハツの「e:S(イース)」は660ccのKFエンジンの進化版でリッター30キロと、1モーターハイブリッド車の「インサイト」(リッター30キロ)と同レベルの燃費だと主張している。コンセプトカーのため市販段階でどこまで確保できるかは不明だが、マツダ幹部は「国内で30キロ以上という数字には非常に意味があると考えている」と話し、30キロ以上の実現をターゲットにする方針を明確に示した。2011年以降、次期「デミオ」での具体化が有力だ。

   ダイハツは「イース」のエンジンとは別に2気筒ターボの次世代エンジンも出展した。気筒数を減らすことで熱損失が抑えられ、現行の3気筒ターボよりも30%燃費が改善するという。ガソリン車で「プリウス」の領域を視野に入れたエンジンだ。

今後のガソリン車はハイブリッドの特徴取り込んでいく

   今後のガソリン車はアイドリングストップや減速エネルギーの回収といったハイブリッド車の特徴を徐々に取り込んでいくため、両者の境界線が徐々にあいまいになっていく。モーター駆動を行うハイブリッド車をせっかく開発しても、燃費性能面でガソリン車に対して明確なアドバンテージが発揮できない車種も出てきそうだ。ハイブリッド車で絶対的な優位を築いているトヨタも以前、1モーターのマイルドハイブリッドを「クラウン」に設定したが販売実績が伸びずに打ち切り、ディーゼルハイブリッド車「クイックデリバリー」を除き2モーターシステムに集約した経緯がある。

   ハイブリッド車には燃費向上という大目標以外にもブレーキのタッチや加速性能、遮音、重量バランスなど魅力的な車に仕上げるためのハードルがガソリン車以上に多い。もちろんコストや耐久性も絶対条件だ。ガソリン車と入り乱れて次世代車の生き残り競争は厳しい。

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