2024年 3月 29日 (金)

石垣市誘致したコールセンター 不況で撤退検討

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

   沖縄県石垣市の肝いりで建設された施設から、コールセンターが撤退を検討していることがわかった。地域の雇用創出を目指して建てられたが、雇用は思うようには伸びず、2009年10月末からは実質的に、業務がない状況となっている。

   施設は「石垣市IT事業支援センター」といい、2007年7月に設立された。石垣市が新規事業の創出強化、雇用機会の拡充、持続的な経済の自立を目指し、整備には3億8000万円を投じた。施設内は、通信網の整備やバリアフリー化を実現。コールセンター誘致を目指した。

400人規模の雇用を目指したが…

   これに応じたのが、全国各地でコールセンターを運営している「もしもしホットライン」(本社・東京)。センター2階・3階に入居し、2007年7月から業務を始めた。同社は沖縄では那覇2か所、名護1か所でもコールセンターを運営している。

   ところが、従業員数はその後、思うように増えなかった。オープン以来、約50人で推移し、センター2階の半分だけしか利用されていなかったという。石垣市が目標としていた最大400人規模の雇用には遠く及ばなかった。

   石垣市では2006年~2008年、地域提案型雇用創出促進事業として「コールセンターオペレーター養成講座」を行った。受講者275人は、ビジネスマナーや電話応対、苦情対応を学んだ。そのうち、このコールセンターでの雇用に結びついたのは、30人だけだった。

姉妹サイト
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中