福岡市の大型店ラッシュ 厳しい淘汰が始まる

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   西武有楽町店(東京都千代田区)が年内閉店を決めるなど、全国で大手百貨店の店舗閉鎖が広がる中、九州最大の商業地区、福岡市ではなぜか、大規模商業施設の出店ラッシュが続いている。

   2010年3月19日には同市中央区天神の一等地に「福岡パルコ」がオープンした。来春には阪急百貨店や東急ハンズがJR博多駅ビル(同市博多区)に開業し、九州初進出を図る予定だ。地元は出店ラッシュに沸くが、消費低迷が激しい中、供給過剰による懸念も広がっている。

阪急百貨店はJR博多駅ビルに出店

   福岡パルコのビルは、地場の老舗百貨店、岩田屋が04年2月に旧本館を閉店して以来、6年間にわたり事実上の「幽霊ビル」だった。154店のテナントを抱える福岡パルコは一躍、若者が集うランドマークとして生まれ変わった形だ。

   福岡パルコが立つ同市天神地区には、岩田屋に加え、博多大丸、三越福岡店と三つの百貨店がしのぎを削る。福岡パルコはあえて、東京・渋谷などで培った若者衣料中心のコンセプトを見直し、雑貨をはじめ幅広い種類のテナントを取り込む戦略で臨んだ。厳しい消費環境の中、競合をできるだけ避け、共存を図る狙いとされる。博多大丸の森川善博社長も「相乗効果が見込める」と評価するほどだ。

   一方、天神地区から約2㌔東にあるJR博多駅ビルは今、九州全域から注目を集めている。2011年3月、九州新幹線が全面開通するためだ。博多-鹿児島中央駅間が約1時間20分(現行は2時間12分)で結ばれるため、鹿児島や熊本など九州南部から大量の人が流れ込むと予想されており、阪急百貨店などはこれに合わせて出店する計画だ。

「大分パルコ」は2011年2月で閉店

   新幹線効果もあり、にわかににぎわってきた福岡市だが、小売り各社の台所事情は依然苦しい。パルコ自身、福岡パルコ開業のわずか3週間前、同じ九州にある「大分パルコ」(大分市)を2011年2月で閉店すると発表した。売り上げ減が激しいためといい、福岡パルコ開店の裏には、経営の軸足を福岡に移すという事情がある。また岩田屋は2009年10月、三越伊勢丹ホールディングスの完全子会社となったばかり。この4月からは三越福岡店と一体運営に取り組む考えで、まさに正念場を迎える。

   全国の百貨店の09年売上高は前年比10.1%減の6兆5842億円で、24年ぶりの7兆円割れとなった。消費低迷が既存大型店を直撃する中、出店ラッシュの福岡市では、むしろ「オーバーストア感が否めず、供給過剰による将来の影響が心配」(地元小売り業者)との懸念が根強い。ある大手流通首脳は「これから相当厳しい淘汰が始まるだろう」と予測しており、し烈な顧客の食い合いは今後、避けられない見通しだ。

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