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09年度の企業向けサービス価格指数2.5%低下 下げ幅最大

   日本銀行が2010年4月26日に発表した2009年度の企業向けサービス価格指数(2005年=100、速報値)は、97.9となり、前年度と比べて2.5%低下した。下げ幅は1985年の統計開始以来で最大だった2001年度に並んだ。

   世界的な景気悪化で、サービス需要が総じて後退した。なかでも海運の荷動きが鈍り、外航貨物船などの価格が大きく下がったことが響いた。外航貨物船は08年度に比べて21.8%下落、貨物用船料も22.9%下落した。

   価格競争が激しい情報通信も下落した。

   また、同日発表した10年3月の企業向けサービス価格指数は、98.0だった。前年同月比1.1%の下落。18か月連続でマイナスとなったが、下げ幅は縮小傾向にある。