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三宅議員が性の質問に激怒 「いたずらなら無視すべき」の声

   ツイッターで民主党の三宅雪子衆院議員(45)が、障害者の性についてのいたずらとみられる質問に激怒している。それなら無視すべきではとのフォロワーらの指摘にも、三宅議員は、「抗議したかった」というのだ。

   ツイッターで2010年6月13日、三宅雪子議員に投げかけられた質問は、次のようなものだった。

「障害をもった方への侮辱」

いたずら(?)に激怒
いたずら(?)に激怒
「三宅議員は障がい者の性について、どう考えますか。僕は右手の障害で性的欲求を解消することが難しいのです。タブーとされがちな話題ですが、風俗に行く補助金出したり、手コキも介助に入れて欲しい」

   嘆願や陳情のようだが、質問者は、一風変わっていた。ハンドルネームが「おな兄」で、タレントの加護亜依さん(22)に卑わいな質問をしている。また、書き込みも、2ちゃんねるブラウザなどからとなっていた。

   これに対し、三宅議員は同日、この質問者に怒りを露わにした。

「ハンドルネームといい、あきらかに障がい者をかたった悪質なツイート。許せません。皆さん、この方のプロフィール見てください」

   ところが、ツイッターの反応は、この発言に疑問を呈する向きが多かったようだ。三宅議員によると、いたずらの質問には反応しないことが大事などと指摘された。しかし、三宅議員は、うなづきながらも、「障がい者の方に関することだけは抗議したかった」と明かす。厚生労働委員会に所属し、障害者問題などで発言しているかららしい。

   さらに、フォロワーらから同様な指摘が相次いだが、三宅議員は、質問者の行為は「障害をもった方への侮辱」だとして、質問を無視しなかったことの意義を強調している。

障害者が「侮辱」と感じるのか疑問

   この質問者は、その後ツイッターで、障害は本当で、欲求不満が募って前出のハンドルネームにしたと説明した。

   とはいえ、さらに、タレントの麻木久仁子さん(47)にも卑わいな質問を投げかけている。また、三宅雪子議員には、「三宅さんのように美しく経験豊富そうな女性になら性の悩みも率直に相談出来ると思ったのに(泣)」といった発言もしている。

   こうした質問に反応することに、社会的意義などはあるのか。また、いたずらとみられる質問に対し、障害者自身が本当に「侮辱」と感じるのかどうかも疑問。さらに、三宅議員が怒ることで、障害者が萎縮して性の質問をしづらくなることはないのか。

   こうした疑問点について、三宅議員の秘書は、「本人ではありませんので、よく分かりません。(ツイッターで)お答えしている通りではないですか」とだけ話す。議員本人は、2010年6月15日午後は外出中で連絡がつかないとのことだった。

   なお、三宅議員は、国会内転倒問題で5月14日にツイッターをしばらく休止するとしていたが、6月7日から再開している。