参院選で口蹄疫拡大の懸念 「選挙カー」自粛を検討

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   口蹄疫問題で宮崎県が「非常事態宣言」を発表して1か月。感染の拡大が止まらないなか、新たな悩みの種が浮上している。投開票日程が2010年7月11日に正式決定した参院選だ。

   選挙では、投票のために地域住民が外出するのはもちろん、街頭演説なども行われる。これが感染拡大の原因にならないかという懸念が広がっており、一部の陣営では、感染地域での選挙カー自粛の検討を進めている。

「動き回るなと言うのか」知事困惑

   6月16日には新たに国富町で感染疑いの牛が見つかり、被害は5市6町に達している。

   このような状況を受け、宮崎県は6月17日、県民に対して改めて消毒の徹底を呼びかける「消毒徹底緊急アピール」を発表。東国原知事は記者会見の場で、

「24日から参院選が始まります。人・車の動きが活発になる。7月11日には投票しないといけない。移動が激しくなることを踏まえて、全県下で意識を高めていだいて、消毒・防疫措置を万全にしていただく。より一層、念には念を入れて、もう1回やっていただきたい」

と、参院選をきっかけに感染が広がるリスクについて、懸念を表明した。6月16日にも、

「動き回るなと言うのか、選挙は民主主義の手続きだからきちっとやってくださいと言うのか、どうアナウンスすべきか迷っている」

と困惑していた。

   参院選の宮崎選挙区では、改選定数1の枠をめぐって、現段階では自民党現職の松下新平氏(43)、民主党新人の渡辺創氏(32)、共産党新人の馬場洋光氏(41)の3人が名乗りをあげている。

   宮崎県の選挙管理委員会によると、県内には789か所の投票所と、4395か所のポスター掲示場が設置される。地元住民が投票のために外出するのはもちろん、各陣営は、立候補の届け出直後には先を争ってポスターを貼りに行くことになる。さらに、街頭演説や選挙カーでの選挙活動も行われる予定だ。

川南町選管「投票所の人員確保が難しい」

   立候補予定者も、このことを懸念材料として受け止めている様子だ。松下氏陣営は渡辺氏陣営に対して、感染地域での選挙カーなどの選挙活動をお互いに自粛するように申し入れており、6月14日には、松下氏はツイッターで

「現職が知名度があるから有利不利という次元ではなく、協議がまとまらない場合は、自主的な対応も考えています。 選挙が民主主義の根幹である事は、承知の上でです」

と説明している。渡辺氏も6月16日のブログで

「当然ですが、公示後の選挙活動も当然、感染拡大のリスクを犯さない内容になります。選挙カーが回らない選挙になるかもしれません」

と選挙カーを使わない可能性に言及している。

   選管の側にも影響が出ている。最初に感染が確認された川南町の選管によると、

「口蹄疫対策で職員を大量に動員した関係で、投票所の人員確保が難しい」

という理由で、17か所の設置を予定していた投票所の数を13に減らす。投票所の数が減った分、公職選挙法の規定にしたがって、188か所設置されるはずだったポスター掲示場も97か所になる。

   宮崎県の選管では、

「投票所や開票所に消毒液や消毒マットを置いたり、車が通る所には消石灰をまくなどを考えています。今行っている対策を、改めて徹底していくしかありません」

と、地道な対策を行いながら投開票を進めたい考えだ。

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