新生ハウステンボス出足好調 空前の龍馬ブームが後押し

2010/7/11 09:00

   旅行業大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京都新宿区)の傘下に入り、2010年春、新たに生まれ変わった大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)。入場料の値下げに加え、坂本龍馬ブームなどの追い風を受け、出足は好調だ。しかし本来の再建はこれからが正念場だ。

「若い家族やカップルを呼び込みたい」

大型連休中の入場者は前年比24.6%増

   4月の新装オープン後、初めて記者会見したHTBの沢田秀雄社長(HIS会長)は6月11日、夜の集客も狙った新規事業を発表し、入場者増に向けて意欲を示した。夏休み(7月17日~8月31日)期間中の入場者を前年同期より約10万人上回る30万~35万人とする計画だ。

   新装オープン後、HTBの入場者は順調に増えている。大型連休中(4月29日~5月5日)は前年同期比24.6%増の8万5700人を確保。4~6月中旬の入場者も前年同期を上回ったとされる。

   好調な要因の一つは料金の引き下げだ。従来の3200円の入場料を2500円(繁忙期は3000円)とし、園内の約2割を無料ゾーン化した。期間限定だが、平日の午後に入場無料時間も設けた。「入場料の高さがリピーター作りのネック」とされており、一定の効果があったとの見方は強い。ペット同伴の入場も解禁。1匹500円の料金さえ支払えば、ペットと一緒に入場できるユニークな仕組みも導入した。

   思いがけない追い風は空前の龍馬ブーム。2月末にHTB内に開設した「龍馬伝館」は5月中旬までに入場者は5万人を超えた。「新しくなったHTBと龍馬人気が相乗効果となった」と関係者は話す。今後は高速道路無料化も期待される。HTBへのアクセス道となる西九州道の30㌔(武雄JCT―佐世保中央)が無料化実験の対象区間となったためだ。

(続く)

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