餃子の宇都宮、浜松に出店せず 「日本一」巡り感情のもつれ続く

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   静岡県浜松市で開かれた「餃子まつり」。ここに、浜松の最大のライバルと見られる宇都宮の餃子店も招待されたが、どこも出店しなかったという。

   宇都宮の主要餃子店が加盟する「宇都宮餃子会」は、以前浜松が突然「日本一」を名乗ったことや、それ以降の振る舞いを見て不信感を持ったという。一方、餃子まつりを主催した「浜松餃子学会」は、「あれは注目を浴びるための『仕掛け』だったのだが・・・」と困惑気味だ。

独自調査による宣言に不信感

宇都宮と浜松の「共闘」は難しそうだ
宇都宮と浜松の「共闘」は難しそうだ

   浜松餃子まつりが開催されたのは、2010年10月23、24日。地元浜松をはじめ、三重県津市や福島市、北九州市など全国から餃子店が参加し、来場者は2日間で10万2000人(主催者発表)を数えた。

   ところが、餃子で「全国区」の宇都宮の店が出場していない。総務省の家計調査で、1世帯あたりの餃子の年間購入金額が毎年全国一の「餃子大国」宇都宮が、なぜ不参加になったのか。

   浜松餃子学会の斎藤公誉会長に聞くと、宇都宮餃子会にも呼びかけたが「他の団体と一緒にイベントのようなものはやらない、と断られた」という。もともとまつりの当日は、宇都宮で行われる別の催しへの参加が決まっていて、浜松に出店するのは難しかった事情はあったが、それだけではない。宇都宮餃子会は、浜松餃子学会に対して好印象を持っていないようなのだ。

   その理由は、2007年に浜松がいきなり「われこそ餃子日本一」とぶち上げたことにある。この年も家計調査では宇都宮が全国一だったが、浜松はまだ政令指定都市でなかったため調査の対象外だった。そこで浜松市自ら「独自調査」に基づいた餃子消費量を算出し、消費量日本一は浜松、とアピールしたのだ。

   宇都宮餃子会の平塚康専務理事は、独自の調査を基にマスコミの注目を集めるやり方に疑念をもったという。調査結果の客観性にかかわらず、「消費量日本一という言葉が独り歩きした」(平塚専務理事)ことで、自分たちが15年かけてコツコツ積み上げてきた宇都宮餃子のブランドと人気に水を差され、悔しい思いをしたようだ。反論も考えたが、逆に世間から「大人気ない対応」などと批判される恐れもあり、静観することに決めたという。

「日本一にはこだわっていない」

   一方、浜松側は宇都宮の「怒り」に当惑する。斎藤会長は意外にも「日本一にはこだわっていない。浜松が『餃子の街』だとピーアールしたいだけです」と話す。大々的に「日本一宣言」すれば、関心が寄せられる。その後で「そうは言ってもやっぱり宇都宮の餃子はさすが」とばかりに、斎藤会長自ら宇都宮に出向いて「日本一へ改めて挑戦したい」といった「目立つためのシナリオ」を描いていたという。だが、宇都宮餃子会の冷ややかな反応で、イベント性を狙った斎藤会長の思惑は外れてしまった格好だ。それでも宇都宮に対しては「敬意」を示しており、「(宇都宮と浜松は)比較になるはずがありません」とまで口にした。

   だが宇都宮餃子会の平塚専務理事は、「日本一宣言」以降も浜松の姿勢を見てきて、「なかなか信頼関係を築けないと感じた」と打ち明ける。具体的に多くは語らないが、メディアを巻き込み、次々に仕掛けていく斎藤会長のやり方に賛同できず、利用されたくない思いが強いようだ。「仕掛けや広告でなく、お客さんに出す餃子の味、評判で判断してほしい」と主張する。

   感情的もつれだけが残ってしまった餃子の「両雄」。斎藤会長は「一緒にはやらない、と言われれば仕方ありません」と残念そう。平塚専務理事は「(日本一宣言も含めて)迷惑をかけた、と反省を表明してくれたら話し合いの余地はあると思うが、今は先に進めそうもない」と関係修復は難しそうだ。ネット掲示板には今回の一件について、「お互いに盛り上げていこうって発想はないのか?」「別に美味けりゃ宇都宮でも浜松でもそれ以外でもおk(OK)」と書き込まれていた。

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