人気子ども番組ネットで同時配信 放映地域外で流すテレビ東京の狙い

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   テレビ番組をインターネットで同時に放送する動きが出てきた。テレビ東京は、人気の子ども番組を放送地域外に限って実験的にネット配信する。

   地上波では初の試み。他局でも、NHKの福地茂雄会長がネットの同時配信に前向きな発言をしている。出演者らの権利処理の問題があるため難しいのではと言われてきたネット配信だが、ようやく動き出したといえそうだ。

視聴地域を判別する仕組みを導入

ネット同時放送する「ピラメキーノ」(C)テレビ東京
ネット同時放送する「ピラメキーノ」(C)テレビ東京

   「番組をネットで流す」場合、これまではテレビ局がウェブサイトでニュース番組を流したり、すでに終了したドラマをネットで提供したりという例はある。しかし地上波のテレビ局が、放送中の番組をネットで同時に配信するケースはなかった。

   ひとつの変化が出たのは2010年3月、ラジオの同時ネット放送が試験的に始まったのだ。「ラジコ」(radiko)と呼ばれるサービスで、東京の民放ラジオ局7局、大阪の6局と提携。首都圏1都3県、近畿圏2府2県で、ラジオ番組がそのままネットで聞けるようになった。当初は10年8月までの試験放送予定だったが、聴取者数が予想以上に伸び、好評だったこともあって11月まで期間を延長した。

   テレビでは10年11月17日、テレビ東京が、子ども向けの番組「ピラメキーノ」を試験的にネットで同時放送すると発表した。同社がテレビ放送している地域以外に向けて、番組と同時刻に配信する。並行してオンデマンドでも提供。地域に応じたコンテンツ表示の特許技術を持つ「あどえりあ」と組んで、視聴地域を判別する仕組みを導入したため、こうした配信が可能になった。

   番組は2009年4月に放映を開始、人気お笑いコンビ「はんにゃ」と「フルーツポンチ」が出演している。はんにゃの金田哲さんが「ギャル」に扮して歌った番組発の曲は、17万枚を売り上げた。

   現在、テレビ東京系列6局のネットワークで放送されている。基本的にテレビで番組が流れていない地域に限ってネット配信する。テレビ東京メディア戦略部は、番組が放映されている地域では「テレビ画面で見てもらいたい」というのが同局の方針だと話す。一方で系列ネットワーク局が少ないのをカバーする狙いもある。

権利者の許可「流れ」できつつある

   テレビ番組のネット放送となると、出演者や番組の脚本家、音楽など関係者から許諾を得る必要がある。「ピラメキーノ」の場合、制作自体はテレビ東京だが、出演者らの許可はとらなければならなかった。前出のテレビ東京メディア戦略部によると、他局でも、「同時放送」ではないが番組終了後のコンテンツをネット配信するケースが出てきており、配信に関するさまざまな権利処理に際しては、権利者が許可を出す「流れ」になりつつあると感じたという。

   今回の試験放送では、番組の知名度アップにつなげるのはもちろんだが、番組に関連する商品の販売促進もねらっている。ただし配信期間は限定的で、同時放送は10年12月27日放送分までで終了し、「延長する予定はありません」(メディア戦略部)。今後本格的に乗り出すかどうかは、実験で視聴者数増加やグッズの売り上げアップといった成果が出るかにかかっているようだ。

   テレビとネットの同時放送は、今後広がりをみせるだろうか。NHKの福地茂雄会長は10年11月4日の記者会見でネットの番組配信について触れ、「お客様に合わせていくことは我々の義務」と語り、ネットによる同時放送ができるよう放送法の改正を総務省に求めていくと意欲を見せた。民放でも、今回のテレビ東京の試みが視聴者からの支持を得られれば、「放送解禁」の流れが加速するかもしれない。

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