大学教授より評論家の方が高い
しかし、なぜ「芸能人枠」と「文化人枠」ではこれほど出演料に開きがあるのか。テレビ出演の多いある編集者に話を聞くと、
「文化人の出演料が安いのは、テレビの昔からの慣習です。本業で稼いでいるという前提から安く設定されて今日まで来ました」
この編集者がテレビの2時間特番にコメンテーターとして出演したときのギャラは5、6万円だった。実は「文化人枠」でも出演料の差があり、大学教授や新聞社・雑誌社の正社員の記者、編集者の場合は1時間あたり3万円から5万円。評論家やマツコさんのようなエッセイストはこれよりも高く設定されるのだそうだ。