伊達直人から届いた金の「延べ板」  「半世紀前、父がお世話に」と手紙

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   漫画「タイガーマスク」の主人公、伊達直人を名乗る人物による全国の児童養護施設などへの寄付が、とどまるところを知らない。ランドセルや学用品が多いようだが、中には変わった贈り物も出てきた。

   東京都の児童養護施設に郵送されてきた1通の封筒。中を開けると、入っていたのは何と金の塊と思われるものだった。

「江戸川」の消印、開封前は不安

   東京・清瀬市にある「子供の家」に「謎の郵便物」が送られてきたのは、2011年1月14日。J-CASTニュースの取材に応じた施設の担当者によると、昼過ぎに外出先から施設に戻ってきた際に郵便受けを確認した際、A4サイズの封筒が入っていたという。消印は「江戸川」となっており、都内で投函された模様だ。差出人は「伊達直人」となっていた。住所は記載されていなかった。

   伊達直人名で施設に寄付が増えているニュースが頻繁に流れているため、担当者もピンときたようだが、封筒が多少重かったことから開封前は「イタズラじゃないか」「危険物ではないだろうか」と不安だったと打ち明ける。園長の判断で封筒を開けると、中にはビニール製のようなケースがあり、そこに「金塊」が収まっていた。

   金は、たて約10センチ、横約3センチ、厚さ約1センチで、「300グラム」と刻印されていた。担当者は「このような贈り物は初めてです」と話す。中には1通の手紙が添えられていた。そこには、

「半世紀ほど前に、父がそちらでお世話になった。やっと恩返しできる」

と書かれていたという。

「子どもたちに最もよい使い道考えたい」

   子供の家は戦後間もない頃に建てられ、当初は太平洋戦争で親を亡くした子どもたちを世話するのが目的だった。現在では40人の子どもたちが暮らしていると担当者は説明する。

   手紙に書かれていた「伊達直人」の「父」について、担当者自身に心当たりはない。ただ「半世紀前」というのが、ちょうど子供の家が「女子専用」の施設に変わった時期と重なるという(現在は男女の子どもが対象)。その頃に在籍していた人物を探せば、伊達直人の父、さらには本人の「正体」が分かるかもしれない。

   金の塊はまだ子供たちに見せたり、話したりはしていないそうだ。仮に純金だとすれば100万円ほどの価値があると言われるが、担当者は「理事長をはじめ施設内でよく話し合い、子どもたちにとって最もよい使い道を考えたい」と話している。

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