川崎市バス、運行ミスで「給与見直し」 ボーナス「頑張る運転手」に手厚く

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   運行ミスが続いている川崎市バス。この問題を受けて、阿部孝夫市長は川崎市交通局の運転手や職員の「やる気」をボーナスに反映させる、独自の賃金体系を検討する考えを明らかにした。運行ミスが多かったり、ミスを隠蔽しようとしたりした運転手へのボーナスを減らして、その分を一生懸命働いた「頑張る運転手」にまわす。

   川崎市バスは2010年6月頃から運行ミスが目立ちはじめ、昨夏には国土交通省関東運輸局が立ち入り検査(監査)を実施。その結果、3度も文書による警告を受けていた。しかし、その後もミスが続出。2011年1月13日には関東運輸局が道路運送法に基づいて、鷲ヶ峰営業所のバス1台を20日間使用禁止する行政処分を下していた。

年度内に具体案を組合に提示

「運行ミス」に揺れる川崎市バス(写真は、川崎市交通局のホームページ)
「運行ミス」に揺れる川崎市バス(写真は、川崎市交通局のホームページ)

   川崎市の阿部市長は市バスの運行ミス問題について、2011年1月18日に開いた記者会見で「管理職の処分を検討するとともに、組織全体の立て直しを進めていく」と述べた。そのなかで、運転手などに支払われているボーナスを、「暫定的にでも、もっとメリハリのある、頑張る運転手に多く支給する」新たな賃金体系の導入に踏み込んだ。

   ただ、ボーナスの見直しについては、労務担当者を除けば周囲でも知っている人は少なかったようで、会見場にいた、ある市関係者は「唐突な印象があった」という。関東運輸局の行政処分の直後だったこともあり、「市長はかなり不愉快だったのでしょう」と漏らす。「信賞必罰」を強化することで、ミスをなくしていく考えだ。

   川崎市が支給するボーナス(期末・勤勉手当)は、10年12月分で平均76万2470円(平均年齢42.6歳、職員数1万3367人)だった。支給率は2.0月分だが、一人ひとりの支給額は前年の業績評価などを加味して算定している。

   ボーナスの見直しは「業績評価の傾斜配分をきつくするか、まったく別の制度を導入するか、具体的な内容については現在検討中です」と、交通局労務担当者は説明する。早ければ、この6月の支給時から適用されるので、市交通局としては年度内に具体案を組合に提示して協議に入りたいという。

「冬のボーナス」処分者にも支給されていた

   川崎市バスの運行ミスは、2010年度に入ってから62件にものぼる。運行ルートの間違いや行き先表示の間違い、運転中の携帯電話の使用、乗務前に行う路線ごとの制限速度や注意交差点の確認やアルコールチェックを怠るなど、呆れるばかりの内容だ。

   市交通局によると、ミスの原因は運転指示書の確認不足や、思い込みや気の緩みといった「うっかりミス」というが、どれも業務への慣れや緊張感の欠如が原因。交通事故につながりかねず、とても「うっかり」では済まされない。

   2010年9月には4人の運転手を戒告の懲戒処分とし、15人に対しても訓戒や厳重注意などの処分を行った。ただ、処分されたのは29~63歳の運転手だけで、管理職の処分には至らなかった。

   さらには、10年12月のボーナスは処分を受けた運転手にも支給されている。

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