富士通「一芸採用」3倍増 内定するのは「とんがった」人材

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   適性検査なし、志望動機も問わず――「挑戦マインド」とジャンル不問の実績を重視するいわゆる一芸採用枠。富士通は2012年春採用から前年の3倍に増やす。採用した人材が同じタイプに偏る傾向にあることに危機感を抱き、11年春採用から始めた取り組みだ。どんな学生が11年春採用の内定を勝ち取ったのだろうか。

   「普通じゃない採用 今年もやります」。富士通は同社採用専用サイトで10年12月27日、こう告知した。

公認会計士合格、ビジネスコンテスト入賞のインド人…

就活の流れは変わるか
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   「チャレンジ&イノベーション採用」と銘打ち、実績や「挑戦するマインド」などを「プレゼンテーション」してもらう。通常枠と比べると、適性検査と「グループワーク」の過程がなく、エントリーシート(応募用紙)と面接(プレゼンテーション)で採用を決定する。内々定に至るまでの面接回数も通常枠より少なく2回だけで、志望動機は不問だ。エントリーシートも通常枠は規定の質問に答える形式だが、この特別枠は手書きも可能な「フリー形式」だ。

   11年春採用の同枠の実績は、約380人が応募し、12人に内定が出た。通常枠を含めた大卒全体の内定者は540人だ。内定した12人はどんな学生たちなのか。

   同社広報IR室や同社採用サイトによると、公認会計士試験に現役合格した男子学生や、ビジネスコンテストで複数回入賞したインド人男子学生が含まれている。ほかに、サッカーJリーグのクラブ観客動員数を増やすことに貢献した学生や学生囲碁でタイトルを取った人もいる。ラクロスやシンクロナイズド・スイミングといったスポーツの分野で日本代表に選ばれた女子学生がいる一方、学会や大学で表彰を受けた「学業優先組」の姿も。

   同室では「一芸採用」について、「ともすれば大人しい人材が多くなる傾向がある中、いわゆるとんがった人材を採ることができ、組織に良い刺激になった」と評価している。単なる実績ではなく、その実績をあげるまでの過程の努力や挑戦心も重視しており、内定学生の中にも「個性を受け止めてもらえた」という声があったそうだ。

「変わったことをやっていれば大丈夫」ではない

   近頃では、学生が面接の際に答える「志望動機」では「模範解答」が多かったり、自宅で学生が受験する企業の採用ウェブテストで代行業者が横行したりといった状況下で、採用の仕方に頭を悩ます担当者は少なくない。富士通の取り組みもそんな中での試行錯誤の一環といえそうだが、一方でネット掲示板では「スポーツなどのすごい実績は、現行採用方式でも評価される。何も変わらないのでは」といった反応も見受けられる。

   「就活のしきたり」(PHP新書)などの著書があるジャーナリストの石渡嶺司さんにきいてみると、「何だかの分野で実績を挙げた学生は、『自分で考え自分で行動する』ということができていることが多く、そうした自主性を認めていこうという姿勢には賛成できる」と評価する一方で、「同種の取り組みは、これまでも登場しては消えたり、細々と続いたりと目新しさはない」とも指摘した。

   また、富士通の取り組みにより一芸採用が改めて注目されることで「学生時代に変わったことをやっていれば大丈夫だ、という誤解をする学生が出てくる可能性もあり、その点は少し心配です」と懸念も示していた。

   富士通では、2月から「チャレンジ&イノベーション採用」のエントリーシート受付を始める。前年の3倍の「30人程度」の採用を想定しているという。

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