阿久根市「2年で6回」投票  竹原派VS反対派のエンドレス

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   阿久根の投票合戦はエンドレス――鹿児島県阿久根市の市議会解散が住民投票で決まり、再度の出直し市長選に続きまた出直し市議選が実施されることになった。名物市長だった竹原信一・前市長が出直し市長選で敗れたばかりだが、反竹原派が多数を占める議会側へもNOが突きつけられた。市議選の結果次第では、またまた市長選へ発展する可能性もある。

   2011年2月20日、阿久根市議会(定数16)の解散(リコール)の賛否を問う住民投票が行われ、開票結果はリコール賛成7321票、反対5914票となり、議会解散が成立した。4月24日に出直し市議選が行われる。解散前の議会は、反竹原派が12人、竹原派が4人だった。

前市長にもNO、「アンチ前市長」の議会にもNO

「投票」が続く阿久根市
「投票」が続く阿久根市

   「ハタから見てると阿久根は何がしたいのかさっぱり分からん」。竹原前市長にもNO、反竹原派が多数の市議会にもNOという、一見すると「矛盾」にも見える投票結果に対し、インターネットの個人ブログや掲示板には「よく理解できない」という趣旨の書き込みが並んでいる。

   一方で、竹原前市長が市議の報酬を月額制から日当制に変えたのを、西平良将・新市長のもと、月額制へ戻す提案がなされ議会が可決したことを指摘し、「そんな議会なら解散させられて当然」という声も少なくない。

   竹原氏は、市長時代に市サイトで市の全職員の給与明細を公表するなどの手法で注目を集める一方、議会多数派とは対立が続いた。竹原氏の市長初当選は2008年夏だ。その後、議会が竹原氏の不信任決議案を可決したため、竹原氏は議会を解散した。09年3月に出直し市議選があったが、反竹原派が多数を占める状況は選挙後も変わらなかった。新議会が再び竹原氏を「不信任」としたため、竹原氏は失職、09年5月に出直し市長選があった。

   この出直し市長選では、竹原氏がわずか約560票差で対立候補に勝利した。その後も竹原派と反竹原派の衝突は続き、竹原氏が、「何でも反対」の議会を無視する形で専決処分を連発したことが話題となり、対立は深まった。

   10年12月には、西平現市長が役員を務めていた市民団体が主導して実現した竹原氏のリコールの是非を問う住民投票があり、リコールが成立した。リコールを受けた再度の出直し市長選(11年1月)では、竹原氏は西平氏に約860票差で敗れた。

   そして今回の議会リコールの賛否を問う住民投票、4月の出直し市議選へとつながるわけだ。次の出直し市議選で、「6回目」の投票となる。わずか2年強の間でのことだ。

   仮に4月の出直し市議選で竹原派が多数を占めた場合、西平市長への不信任決議案提出、そして……と「振り出しに戻る」可能性もないわけではない。

「選挙の無限ループほど、税金のムダ遣いの方法はない」

   1月の出直し市長選のころに動画サイト、ユーチューブ(YouTube)に投稿された演説動画には「選挙の無限ループほど、税金のムダ遣いの方法はない」というコメントがつけられていた。一方で、阿久根の一連の連続投票について、「おかしなことでも不思議なことでも何でもない」と、肯定的に捉える見方もある。

   市民グループ「国民投票/住民投票 情報室」の事務局長で、「住民投票 観客民主主義を超えて」(岩波新書)の著書もある今井一さんは、阿久根の一連の選挙・住民投票について、「混乱しているとかバカげているとか否定的に見るべきではない。むしろ民主主義のお手本と言っても良いくらいだ」と評価する。それほど、市民・住民が権利を行使して直接意思表示している意味は重いのだという。

「繰り返していく内に、いずれ収れんしていきます。回りくどいと思われるかもしれませんが、民主主義とはそういうものです。市民には投票するだけでなく、自身で立候補する道も開かれている」

   また、阿久根市内のある商業関係者は、「選挙で税金がムダになるという人もいるが、明るい阿久根をつくる過程だと思って割切っている人も多いのではないか」と話した。阿久根市の名前は全国的に有名になったが、観光を含め経済的には「大きなプラスとはいかないが、マイナスにはなってないという程度かな」。

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