信用金庫業界は、東北関東大震災で被災して他の都道府県に避難している預金者が、全国約270の信用金庫のどこでも預金を引き出せるようにする。週明けの2011年3月28日にも開始できるよう準備を進めている。
対象となるのは、岩手県の宮古、宮城県の石巻、気仙沼、福島県のあぶくま、ひまわりの5つの信用金庫の預金者。被災した際にキャッシュカードを紛失した人はATMでの預金の引き出しができないので、避難先の信用金庫の窓口で1日1回、10万円を上限に支払いに応じる。運転免許証や健康保険証、パスポートなどでの本人確認を行う。