1~4号機どれから漏れても不思議はない 「猛毒」のプルトニウムが見つかる

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   猛毒とされるプルトニウムが福島第1原発周辺の土壌から見つかり、経産省は、核燃料が損傷して漏れ出しているとの見方を示した。プルトニウムは、体内に取り込まれると厄介な物質とされており、国・東電には、事態を鎮静化させる早急な対策が求められている。

   「5重の壁が破れたことを示す、憂うべき事態」。経産省の原子力安全・保安院の西山英彦審議官は、2011年3月29日の会見でこう吐露した。

粉じん吸えば、肺がんになる危険

   つまり、プルトニウムなどを閉じ込める圧力容器や格納容器など最後の砦も破られてしまったということだ。プルトニウムは、水より20倍重い金属ではあるものの、もし原発で再爆発などがあれば、こうした猛毒物質も拡散する可能性があるわけだ。

   プルトニウムには、いくつかの同位体があり、今回事故との関連性が分かったのはプルトニウム238だ。東電が21、22日に原発周辺5か所で調査したところ、2か所の土壌で微量が見つかった。

   プルトニウム238は、半減期が87年とされ、金属なども透過する有害な中性子線を多く出す。また、関連性は不明だが、同位体のプルトニウム239なども見つかっている。239は、半減期が2万4000年と異常に長く、人体に悪影響を与えるα線を出すことで知られる。

   プルトニウムがいったん体内に取り込まれると厄介だ。酸化物の粉じんなどを吸えば、沈着して肺がんになる危険が大きいとされる。

   ただ、東電の発表によると、米国などによる過去の核実験でも日本国内で同程度のプルトニウムが検出されている。今回見つかった放射線量なら、健康に影響はないレベルだという。

   プルトニウムは、一体どのようにしてどこから漏れ出したのか。

「発電でプルトニウムがたくさん蓄積」

   新聞各紙によると、考えられるシナリオは、3つほどあるという。

   まずプルトニウムそのものも燃料の一部にしている福島第1原発の3号機だ。ウランを混ぜた酸化物のMOX燃料を使う「プルサーマル」と呼ばれる発電方法で、2010年10月から始まっていた。プルトニウムを混ぜているため放射能は高く、溶融しやすいとされる。

   また、ウラン燃料を使っている1、2号機でも、発電中にウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239に変わるため、これらから漏れ出した可能性もある。さらに、プルトニウムを含んだ使用済み核燃料プールがある4号機も、火災をきっかけに飛散した可能性が指摘されている。

   京大原子炉実験所の小出裕章助教は、取材に対し、1、2号機でも発電でプルトニウムがたくさん蓄積されており、1~4号機のいずれからプルトニウムが漏れ出してもおかしくないことを明らかにした。

   そのうえで、小出助教は、次のように指摘している。

「とにかく、炉心そのものが溶融しないように、全力を尽くすことが大切です。そのためには水を入れて、炉心を冷やし続けるしかありません」
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